おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はダイワのスイムジグ、ラピッズスイマーの紹介・インプレをします。
ラピッズスイマーってこんなルアー
- ダイワが発売してるスイミングジグ
- 特徴的なヘッド”ダウンフォースヘッド”でレンジキープが容易
- 上から下へのレンジの移行は楽だが、下から上へのレンジ移行は少し難しい
- ヘッドの抵抗があるため、トレーラーは良く動くシャッド系のものが特に相性が良い
- 根掛かりのしにくさを活かして、クロー系やホッグ系のワームと組み合わせてスローにズル引きするのも使いやすい
ラピッズスイマーをみてみる
ラピッズスイマーはダイワが発売しているスイムジグ(横の動き=巻きの動きに特化したジグ)です。
ジグの重さのラインナップとしては、1/4・3/8・1/2・5/8(oz)があります。
今回購入して使用しているのは3/8ozの重さです。
ラピッズスイマーのヘッド部は“ダウンフォースヘッド”と称された、特殊な形状となっています。
このヘッド形状によって、巻いている際に浮き上がりにくく、一定のレンジをキープしやすくなることを狙っているそうです。
ラインアイも大きめなので、ラインが結びやすくなっています。
ヘッドを上から見てみると、左右に突き出た形状となっているのが分かります。
ラピッズスイマーはスイミングジグですが、重心の関係でヘッドに幅を持たせているようです。
ヘッド部を正面から見てみるとよく分かりますが、ジグの重心をできるだけ下に集中するように設計されています。
この形状で泳いでいる際の安定感もキープできるようです。
ヘッドの裏には、使用後でかすれてしまっていますが重さの表記がされています。
3/8とある事から、このラピッズスイマーは3/8ozモデルだという事が把握できます。
ラピッズスイマーのフックは大型のサクサスフックが採用されています。
サクサス加工がされたフックは、いつも通り刺さりが非常に良く、安心して使用できます。
ブラシガードはフッキング重視というような理由で少なめに設定されています。
ラピッズスイマー3/8ozの重さを実測したところ、11.39gでした。
スカートの重さ込みなので、ほぼ表記通りの重さでした。
実際に使ってみてインプレ
ダウンフォースヘッドの効果は良し悪し
ラピッズスイマーの最大の特徴はヘッド部にあります。
ダウンフォースヘッドと呼称されたヘッドは巻き始めると、本当にルアーが浮きあがりにくくなり、一定のスピードで巻き続ける事によって狙ったレンジをキープしやすくなることは確かです。
レンジキープがしやすい分、最初は上の層から巻いて途中から少し下のレンジに移行させるなどの巻き方も十分スムーズに可能です。
ただ、ダウンフォースという名称が使用されているだけあって、上からの水流を受けて浮き上がりにくくはなっているので、上のレンジから下のレンジには移動しやすくなっている分、その逆の動きは少しぎこちないです。
具体的には今巻いているレンジから、さらに浅いレンジに移行したいなぁとなった場合には、巻きのスピードを速めてもヘッドが上手く水流を受け流しすぎてしまい、うまくレンジの移行がしにくく感じました。
その場合、ラピッズスイマーをより早く巻いて浮き上がせるか、ロッドをグイッとおもいきり上にあげる必要があるので、結果としてはルアー自体の泳ぎは不自然な動きになってしまいます。
ラピッズスイマーのヘッドは非常に優秀なレンジキープ能力がありますが、実際に巻く際にはこの特徴的なルアー自体の動きは頭に入れておく必要がありそうです。
トレーラーはシャッド系をメインに
ラピッズスイマーにとりつけるトレーラー(ワーム)は、ジグ自体のレンジキープ能力が非常に高いので、魚を模した形状の長めのものを使用するのをおすすめします。
ダイワの公式HPなどでは、同メーカーのスターリングシャッド5.1″という、そこそこ大き目なサイズのワームが推奨されています。
私が上の写真で取り付けているトレーラーは、ZOOMのスーパーフルークですが、メーカー問わずシャッド系の少し大き目のタイプのものを選べば大丈夫かと思います。
トレーラーのサイズがラピッズスイマーに合うか不安な場合は、実物のワームとラピッズスイマーを手に取ってみてサイズ感を確かめると良いかと思います。
推奨されているワームのサイズがボリュームのある5.1″ということで、実際には中々大きく感じるかと思います。
シャッド系でも特にテール部分がブリブリ泳いでくれて抵抗を生むタイプだと、よりレンジキープもしやすくなるかと思います。
ヘッドが根がかりにくいので底を取りながらも攻められる
ラピッズスイマーは横の動きをメインに使用するスイミングジグの分類ですが、ヘッドの底面に重心が集中しており、着底後の姿勢が安定して根掛かりもしにくくなっています。
そのため、ラピッズスイマーをスイミングジグとして使用する以外に、その根掛かりのしにくさを積極的に利用して、通常のラバージグのように使用する事も可能です。
特に水底をズル引きするイメージで、
ズッ、ズッ、ズッ、と一定のリズムで引いてくる攻め方をすることで、根掛かりを気にせず攻め続ける事ができます。
方法としてズル引きをするという、本来の巻きの釣り方と比較するとスローな釣り方になるので、バスの活性が低いような低水温や濁りの強いタイミングなどでは非常に有効な攻め方になります。
その際に使用するトレーラーとしては底をズルズル引いて土を舞わせるようなイメージで、クロー系やホグ系のなど、甲殻類をイメージさせるワームが特に相性が良いです。
上の写真ではZOOMのウルトラバイブスピードクロー(3.5”)を使用しています。
レンジキープがしやすく、ズル引きもイケるスイミングジグ
今回はダイワのシムジグ、ラピッズスイマーの紹介・インプレをしました。
ヘッド形状によるレンジキープのしやすさと、根掛かりのしにくさを活かしたズル引きもできる、一粒で二度おいしい的なスイミングジグでした。
一兎負うものは二兎を得る度
サンキューベリーマッチ✌
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