おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はラパラのクランクベイト、OG SLLIM 6(以下OGS6)の紹介・インプレをしていきます。
実際に使ってみると、なかなか特徴的な面白い動きをしてくれるクランクベイトでした。
ウッドルアーは使用する木材個々のバラツキなどから、同じルアーでも動きが微妙に違う事が多々あります。
この記事ではあくまで「私個人が使用している個体に対する感想」、という事を前提にしてお読みいただけると幸いです。
OGS6ってこんなルアー
- 基盤リップを採用したバルサ製のクランクベイト
- フラットサイドのクランクベイトでサイズ感も大きく動きも力強い
- フローティングの仕様となっているが、実際はスローフローティング~サスペンドする
- サスペンドしやすいので、それを利用した釣り方が色々できて遊べる
OGS6をみてみる
スペック
潜行深度 | 1.8m |
全長 | 7cm |
重さ | 14g |
OGS6は潜行深度1.8mまでカバーできるので、オカッパリからの釣りなら大抵の場所には対応できます。
サイズも7cmで重さも14gと、ちょうどベイトタックルのMクラスくらいのタックルで使いやすいサイズ感になっています。
スペックの近い、ダイワのデカピーナッツを使いやすいタックルなら、問題なく使えるかと思います。
重さは実測で14gでした。
パッケージの表記でも14gとなっています。
ボディ各部
OGS6はもともtラパラのDTシリーズというクランクベイトのフラットサイドモデルが基となっているそうです。
それに倣い、OGS6もフラットサイドボディとなっています。
上から見るとフラットサイドボディとはいえ、後方に向かって絞れるような形状になっています。
前方で受けた水を後方まで流してくれるベーシックな形状です。
ボディの厚みもしっかりとあるのが確認できます。
リップはラパラのルアーながら、基盤リップ(サーキットボードリップ)を採用しています。
これは元々がDTフラットサイドに基盤リップを付けたカスタムが原型になっているからだそうです。
通常のリップより薄めにできるので、ルアーの泳ぎ自体をキビキビさせたり、レスポンスをよくできそうになっています。
形状はオーソドックスなラウンドリップ形状です。
リップ自体の厚みはしっかりとあるので、耐久性に関しては問題なさそうです。
根元のコーティング剤の残り具合が、実用性があれば問題ナシ!といった意気込みが感じられて個人的には好きです。
フックは前後に大型の屈強なタイプのモノが装着されています。
VMCのショートシャンクタイプのトレブルフックです。
根がかった際にも全く曲がる様子もなく戻ってきたので、かなり頑健なフックとなっています。
海外だとバスよりも大型の魚もルアーフィッシングの対象になっているせいか、強めなフックが装着されているのかと思います。
公式サイトで画像を見てみると、装着されているフックが同じには見えませんでした。
日本国内で流通させる際にフックを変えたりすることもあるらしいので、販売経路や時期の違いでフックの仕様変わるのかもしれません。
個人的にはパワフルなフックも好きなので、これはこれで嬉しい仕様でした。
実際に使ってみてインプレ
フラットサイドのクランクらしい力強い動きと巻き感
OGS6は元々がDTフラットサイドクランクがベースとなっています。
オリジナルと違ってリップが基盤リップとなった分、動きにキレが加わっているかと思いますが、ボディの水押しによる動きの力強さはしっかりと感じる事ができます。
フラットサイドのクランクといえばオープンエリアにキャストして魚を呼ぶ、といった使い方がメインになります。
リップを変えて動きに更にキレを出すというのは、アピールを強めるという点において理にかなったカスタムだと思います。
また、引き抵抗に関しても適度に感じる事が出来るので、巻き続けているうちにノー感じになるのを防いだり、腕が疲れてくるのを少しでも軽減できる効果が期待できます。
パッケージにはフローティングの表記があるが実は・・・
OGS6はパッケージや公式サイトの表記にフローティングという表記があります。
バルサのルアーにしては重さがずいぶんあるなぁと思いながら実際にルアーを投げてみてわかったことは、OGS6はスローフローティング~サスペンドの仕様に設定されているということでした。
おそらくこの仕様も狙ってセッティングされているんじゃないかと感じます。
分類的にはサスペンドクランクといったところでしょうか。
これをプラスに取るかマイナスに取るかは人に寄るかと思いますが、個人的にはかなり面白そうな仕様だと思いました。
サスペンドクランクとして動かしてみると楽しく遊べる
OGS6は上の動画にもある通り、サスペンドするクランクとなっていました。
普通バルサで出来たクランクというと、ピンポン玉のように高浮力で水中の障害物にぶつかっても浮かんで回避してくれるといったイメージを持たれるかと思います。
そこをあえてOGS6は浮力を抑えて作られている分、他にない面白い使い方もできます。
まず、巻いている途中にピタッと巻くのを止めたときにその場に静止させることができます。
泳いでいるクランクが突然ピタッと止まってくれるので、じっくりと魚に見せることで、しっかりと存在をアピールする事ができます。
クランク自体がハイアピールなのに加え、その動きをあえて急に止める事によって、静と動の緩急を巻くか巻かないかの動作だけで手軽に演出できてしまいます。
ジャークベイト系のルアーを動かすものと比較すると、簡単にルアーの動きの緩急がつけられます。
また、クランクベイトでありながら、あえてジャークベイト的に動かしてみるのも面白いです。
OGS6を水中でサスペンドさせた際に、魚の反応があったエリアでトゥイッチなどで軽く動きを付ける事によって、ピンポイントでジャークベイトのような働きをさせる事が出来ます。
上記の動きを組み合わせてOGS6の釣り方を組み立てると、
- 広いエリアではサーチベイト的にただ巻き
- 魚が居付きそうなエリアでは、ただ巻き+静止で緩急をつけて探ってみる
- それでも喰わなかったら、狙ったポイントで軽くトゥイッチなどしてリアクションバイトを狙ってみる
といった感じになるでしょうか。
1つのクランクベイトで動きに違いが出しやすいので、基本性能と対応力はかなり高いルアーだと思います。
色々な場面で役に立ちそうなサスペンドタイプのクランクベイト
今回はラパラのクランクベイト・OG SLIM 6の紹介・インプレをしました。
ルアー名的に今後シリーズ展開する可能性もありそうなモデルなので、もっと大きなサイズや小さなサイズも展開してくれたら、更に楽しめそうなルアーでした。
ラパラのルアーの丈夫さは異常度
サンキューベリーマッチ✌
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