おはこんばんちわ、namimoriです。
いきなりですが個人的にちょっと気になっているロッドがありまして・・・。
それは何かというとタイトルにある通りなのですが、
バスワンXT1610M-2
というベイトタックルで扱うには丁度いい感じの長さと硬さのバーサタイルロッドです。
この1610という長さ(ロクテンなんて言い方もありますが)がシマノの上位機種のバスロッドでも採用されている定番の長さなのですが・・・。
バスワンXT1610M-2なら上位機種にも引けをとらないバーサタイル性があるのでは!?
(というネタです)
そこでバスワン1610M-2をベースに、上位機種の1610Mと比較してみました。
この記事の簡単まとめ
上位機種のバスロッドと比較すると自重が重かったりグラスの含有率が多い点など、スペック上では見劣りはするが、入門用のバスロッドとしては文句なしに使えそうで、太いラインが得意そうな点や価格がお手頃な点などバスワンXTならではのメリットがある。
とりあえずスペックを並べて見てみる
まずはバスワンXT1610M-2と、バスワンXTより上位機種の1610M(2ピースも含む)のスペックを並べて見てみます。
1610Mがラインナップされていたのは、バスワンXTをはじめ、ゾディアス・エクスプライド・ポイズンアドレナ・ポイズングロリアス・ポイズンアルティマとなっていました。
テーパー | 自重(g) | 先径(mm) | ルアーウェイト(g) | 適合ライン ナイロン・フロロ(lb) | グリップ長さ(mm) | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) | |
バスワンXT1610M-2 | R | 120 | 1.6 | 7~21 | 10~20 | 250 | 88.5 | 10,000 |
ゾディアス1610M | F | 110 | 1.7 | 7~21 | 8~16 | 244 | 100 | 19,000 |
ゾディアス1610M-2 | F | 107 | 1.8 | 7~21 | 8~16 | 244 | 99.2 | 19,700 |
エクスプライド1610M | RF | 110 | 1.6 | 7~21 | 8~16 | 250 | 100 | 27,000 |
エクスプライド1610M-2 | RF | 117 | 1.7 | 7~21 | 8~16 | 250 | 99.5 | 27,500 |
ポイズンアドレナ1610M | RF | 105 | 2 | 7~21 | 8~16 | 240 | 100 | 36,000 |
ポイズンアドレナ1610M-2 | RF | 107 | 1.8 | 7~21 | 8~16 | 240 | 98.6 | 36,500 |
ポイズングロリアス1610M | RF | 95 | 1.9 | 7~21 | 8~16 | 240 | 99.9 | 58,500 |
ポイズンアルティマ1610M | F | 97 | 1.9 | 7~21 | 8~16 | 242 | 99.8 | 77,000 |
最上位機種のポイズンアルティマまで同様の長さが採用されているところを見ると、1610Mはそれなりに売れ筋なのではないでしょうか。
某雑誌ですと、釣り具のランキングでポイズンアドレナ1610Mなどは非常に人気がある事が分かります。
とりあえずバスワンXTのスペック上で特徴的な部分をみていきましょう。
テーパー
テーパーはロッドに負荷がかかった場合にどのような曲がり方をするのかを簡単に表したものです。
ロッドごとに同じテーパーでも細かい曲がり方は違うのであくまで参考程度の表記です。
バスワンXT1610M-2のテーパーは表の中で唯一R(レギュラー)となっています。
レギュラーテーパーはロッドに負荷がかかると真ん中からググッと曲がる、といったイメージの曲がり方です。
最上位機種のポイズンアルティマのテーパーがF(ファースト:ロッド先端が曲がる)というのと比べると、バスワンXTは竿全体で負荷を受けて曲がる、といった感じになりそうです。
自重
バスワンXTの自重は120gとなっています。
120gというとめちゃくちゃ重い、といったレベルでは無いはずなのですが、最近のバスロッドはメーカーごとにドンドン軽量化を突き詰めています。
最上位機種のポイズンアルティマは97gとなっており、バスワンXTに対して実に23gも軽いです。
ロッドの23gの重さというと、相当持った時の重量感は違うと思います。
特にバスワンXTの120gは、昨今のバスロッドの中では重い部類に入るかと思います。
ですが、ロッドの持ち重りなどはセッティング次第なので、そこらへんは上手く重さの配分が調節してあれば扱いにくさには繋がらないと思います。
適合ライン
バスワンXT1610M-2は、他シリーズの1610Mが8~16lbが適合ラインなのに対して、唯一適合するラインの太さが10~20lbと少し太めとなっています。
数値上ではプラスに取れば、
バスワンXTの1610Mは他の機種と比べて少し太めのラインが使える!
という事になるのですが、裏を返せば他の1610Mのロッドと比較すると細いラインは扱いづらい、という言い方もできます。
バスワンXTより上位の機種はすべてバスワンXTより細いラインに適合している事を考えると、バスワンXTは繊細な釣り方は苦手なのかもしれません。
カーボン含有率
バスワンXTのカーボン含有率は88.5%となっています。
他シリーズのロッドのカーボン含有率が90%以上=グラス素材が10%以下、であるのに対して、バスワンXTはカーボン以外の素材=グラス素材が約11.5%と多めに配分されています。
バスワンXTに限らず低価格帯のバスロッドは、コスト面の問題かグラスの含有率がカーボンをメインとした通常のバスロッドと比較して多くなっていることがほとんどです。
バスワンXTもグラスの配分が数値上では多くなっているので、実際の使用感には独特のダルさがあるかもしれません。
ただ、グラス特有のダルさはすべてがマイナスに働くという事もないので、ここは実際の使用感を重視したほうが良さそうです。
本体価格
バスワンXTの定価は\10,000です。
実売だともっと安くなるので、大手メーカーの入門用バスロッドというのを考えると破格の安さです。
とにかく安くバスロッドが欲しい、という場合なら文句のつけようもない価格です。
バスワンXTはスペック上ならどんなロッドか
ということでここまでザッとバスワンXT1610M-2のスペックを、上位機種の1610M(-2)と比較してみました。
スペック上ならバスワンXTも健闘するのではないかと思いましたが、その結果は、
- 1610Mで唯一のRテーパー
- 自重が120gで昨今のバスロッドの中では重め
- 扱えるラインは太めだが、繊細な釣りは苦手そう
- グラスの含有率が高いが、マイナスに働くとは限らない
- 価格は大手メーカーのロッドと考えるとかなり良心的
といった感じになりました。
バスワンXTでもスペック上なら上位機種と渡り合えるかと思いましたが、そうは問屋が卸さなかったようです。
ただ、入門用のバスロッドと考えると、ロッドにハイスペックなものを要求しなければ問題なくバスワンXTは役立ってくれそうです。
せっかく調べたのでチャンスがあればバスワンXT1610M-2を購入してみようかと思います。
バーサタイルって初めの頃は語感がピンとこなかった度
サンキューベリーマッチ✌
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