おはこんばんちわ、namimoriです。
今回は、
釣り中にベイトリールが水中にダイブして中のグリスとか流れちゃった。帰ったら注油しよ。
といったことがあったので、普段私がベイトリールに行っている注油の仕方を紹介します。
スピニングリールの注油については下記のリンクからどうぞ。
機械音痴でも簡単に注油できる
ベイトリールのメンテナンスってバラしたりしなきゃできないのかなぁ、難しそう・・・なんて思っている方も多いと思います。
私も機械音痴なもので、ベイトリールをバラしたりしたら間違いなく元の形に戻せません。
そこで私が普段行っているのは、工具を使わないで手が届く範囲で行える注油作業です。
これなら最悪説明書に戻し方などの記載があると思いますので難しくないと思います。
用意したもの
今回ベイトリールの注油メンテナンスに用意したものは以下の通りです。
- リール
- グリス
- オイル
- 綿棒
- ティッシュor新聞紙など
今回注油したベイトリールは13メタニウムです。
ベイトリールごとに付属している説明書に、それぞれ簡単なメンテナンス方法の記載があればそちらもあらかじめ読んでおくとよいかと思います。
使用したグリスとオイルはシマノ純正のものです。
リール用の油類は、釣具屋で販売している釣り具メーカーのものを使用するのが一番わかりやすいと思います。
ちなみにシマノのグリスとオイルには、注油場所の説明書が付属しており非常に便利です。
綿棒は注油する際に飛び散った油を拭き取ったり、細かいところに油を塗りたいときに使います。
ティッシュや新聞紙は、今回使用したグリスとオイルのようにスプレータイプだと床などに飛び散る事があるので、それを防ぐために作業する机などの下に敷いて使います。
グリスとオイルの注油場所にだけ注意
グリスとオイルは粘性の違いから注油する場所が異なります。
オイルはサラサラ、グリスはドロドロ、といった特徴がそれぞれあります。
差す場所を間違えると余計なトラブルが増えるだけなので気を付けましょう。
最初にグリスを差した部分を、次にオイルを差した部分を、と分けて紹介します。
グリスを注油した場所
ウォームシャフト
今回はリールを水中に落としてしまった際に、リールから油分が染み出してしまったので新しく注油しようとしたのですが、その際にリールの前面部から多く油分が出ていました。
そこでリールの前面部、ラインを送るウォームシャフトと言われる部品近辺を見てみると、
中に染み込んでいたグリスと川の濁った水が混じって灰色のドロドロした感じになってしまっています。
これでも帰宅後軽く水をかけたのですが、自分で手を入れないとどうにもならなそうです。
このままグリスを差しても余計に汚れるだけなので、綿棒でできる限り灰色のドロドロを拭きとっていきます。
流石に細かいとこまで綿棒の先は入り込めないので、届く範囲で綺麗に拭き取っていきました。
見た目にあまり変わりありませんが、大きな塊は一通り取れました。
そしたらグリスをウォームシャフトに注油していきます。
注油場所は、画像のノズルの先あたりです。
この際に噴射するグリスの量は、本当に少しだけグリスが出るくらいの量で抑えておきます。
グリスがウォームシャフトに差せたら、後はハンドルを軽く何回転か回せばウォームシャフトの注油は完了です。
クラッチレバー
次にグリスを注油したのは、クラッチレバーの駆動部です。
ルアーを投げる際にカチカチ押すボタンの動きを滑らかにするのが目的です。
13メタニウムのクラッチレバーは片側で支えられているので、画像中央のクラッチレバーの下にある隙間部分からグリスを注油しました。
この際に注油するグリスの量も一吹きくらいの少量で十分です。
グリスが差せたら、クラッチレバーを何回かカチカチと押して馴染ませれば完了です。
メカニカルブレーキ
メカニカルブレーキはルアーチェンジを行うと頻繁に使用する部分なので、欠かさずグリスを注油します。
ドラグノブに当たらないように、メカニカルブレーキの調整蓋を緩めて取り外します。
メカニカルブレーキが露出したら、その周りの蓋と当たる部分にグリスを差します。
グリスは一カ所に軽く一吹きしてから、綿棒などで外周に満遍なく塗ると作業しやすいです。
これでメカニカルブレーキは完了です。
オイルを注油した場所
オイルを差す場所は内部に多いので、まずはリールの横のサイドプレートを外してからスプールを取り外します。
ベイトリールによってサイドプレートの外し方やスプールの取り外し方が異なるので、付属している説明書を参考に取り外してください。
ブレーキパイプ
ブレーキの利きに影響するブレーキパイプという部分にオイルを差していきます。
この部分にオイルを差しすぎるとブレーキに悪影響が出る恐れがあるので、オイルの量としてはほんの数滴垂らすくらいにしておきます。
スプレータイプのオイルなら一吹き出るか出ないかの量で十分です。
ここでも綿棒を使ってブレーキパイプの外周にオイルを薄く塗ると作業しやすいです。
次に中央のベアリングにもオイルを軽く一吹きしておきます。
ベアリングの滑りや防錆のためにも欠かさず行います。
スプール軸
スプールの回転に影響するスプール軸にもオイルを軽く注油しておきます。
スプール軸にもオイルを軽く吹き、綿棒で満遍なく伸ばしておけば完了です。
ここにオイルを拭いておくと、スプールの動きが良くなるのでマメに注油しておくとよいかと思います。
リールの動きが良くなった!・・・気がする
これでリールの簡単な注油メンテナンスは終了です。
私の使用しているベイトリールは今まで特に大きなトラブルは無かったので、普段から注油しているのも効果はあるんじゃないか、と個人的には思っています。
注油してもリールの様子がおかしかったら
その際はメーカーにリールをメンテナンスをしてもらいましょう。
釣具屋などを通してメーカーにリールのメンテナンスを注文できます。
リールの状態や新しく取り換える部品などによってメンテナンス料は変わりますが、素人が下手にいじくるより正確にリールの修理やメンテナンスをしてくれるので非常に便利です。
動きがおかしかったり異音がしたらプロに任せてしまいましょう。
普段からマメに注油しておきましょう
今回は、私が普段行っているベイトリールの簡単な注油方法を紹介しました。
せっかく手に入れた釣り道具ですから、メンテナンスや清掃など普段から大切に扱っておくと愛着も湧いてくるかと思います。
細かい傷は釣り人のおもひで度
サンキューベリーマッチ✌
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