おはこんばんちわ、nammimoriです。
今回は、
ネッドリグ専用のジグヘッドが3個入り500円は高くて買う気が全然起きない。
そうだ!ネッドリグ用のジグヘッド作ったろ!!
ということでネッドリグ用のジグヘッドを試しに作ってみたところ、ちゃんとブラックバスも釣れたのでその制作工程を記事にしてみました。
ジグヘッド作成までのテストおよび釣行
最初に制作した簡単なジグヘッドでも、以下の動画のようにボトムである程度直立の姿勢を保ってくれました。
そのジグヘッドを北浦でテスト釣行に使っていた際には、ボトムにジグヘッドが着底した後に、ステイ→トントン→ステイという動きを繰り返すイメージで護岸際を動かしていたところ、バスが丸呑みにして喰らいついてきました。
ファーストフォール時にワームが喰われていたら、ジグヘッドの性能に確信が持てませんでしたが、ジグヘッドをステイさせている最中のバイトで釣り上げる事が出来たので、これはいけると思い、ここからさらに直立の姿勢をキープしやすく使いやすくする事を目標に作り直しました。
その後、ジグヘッドの直立姿勢を安定させるために、少し形を作り替えてからテストしてみたところ、最初に作ったジグヘッドよりもアクションの面で実際の河川で問題なく、より安定して直立姿勢を保ってくれました。
作り替えたジグヘッドでも、問題なく釣果につなげる事が出来ました。
制作テーマ
今回自作したジグヘッドの制作テーマは、
- 出来るだけ安く
- 出来るだけ簡単に
- 出来るだけ使いやすく
を念頭に置いて作成することにしました。
無理なく自宅で作れる範囲で行うので、あまりクオリティを追求しすぎなくても釣果が得られることが必要だと思ったためです。
あと自分が手先があまり器用じゃないので・・・という理由も正直ありました。
用意するもの
- ガン玉(今回は2Bと5Bを使用)
- ジグヘッドフック(マルト5350 #1)
- 瞬間接着剤
- ペンチ
- グルーガン
- グルースティック
- 円柱状のくぼみのあるシリコン製のモールド(型)
オモリ類
使用するガン玉は、重さの異なるものを用意します。
ジグヘッドには軽い方のガン玉をつけ、もう一つのガン玉はジグヘッドに取り付けるものより重いものを用意します。
グルーガン(ホットボンド)
その他の道具類に関しては、100均ですべて購入することができます。
今回の自作ジグヘッドの要となるグルーガンは、グルースティックという棒状のモノを溶かしながら先端のノズルから放出して、強力な接着剤の役割をしてくれます。
グルースティックは熱を加えると溶けだして、冷えると固まるという特性があるので、自作のルアー造りの際には使いやすい道具です。
円柱形のシリコン製モールド(型)
こちらも自作でネッドリグを作成する際には、今回の作業の中で要となる道具です。
今回使用したものは、ネイルなどに使用されるモールドで、非常に浅く小さなモールドになっています。通販で100円前後で入手できました。
今回通常版で使用するのは、左の画像の表面部分ではなく、右の写真の裏面部分を使用しました。
右の写真の赤丸で囲った円錐状になっている部分で、内径が1.35cm、高さが0.6cmとなっています。
作り方(通常版)
ジグヘッドとガン玉
まず最初に2Bのガン玉をフックに挟み込み、ジグヘッドを作ります。
ジグヘッドの作り方は以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
ジグヘッドを作り終わった後は、残っているもう一つの5Bのガン玉を少し合わせ口が開く程度まで潰していきます。
ある程度ガン玉の合わせ口が閉じてきたら、その隙間に瞬間接着剤を少しだけ垂らしてから、完全にガン玉の口を閉じるようにして全体的に平らになるように潰していきます。
ここで接着剤を使用しないと、ガン玉の合わせ口が衝撃で開いてしまう事があるので、必ず接着剤で合わせ口を固定します。
潰したガン玉の役割は、ジグヘッドがボトムで直立するように重心を取る事なので、フックに取り付けたガン玉より重くする必要があります。
また、ここでジグヘッドに取り付けたガン玉のヘッド側を平らになるように軽くヤスリ掛けしておくと後々の作業が少し楽になります。
ジグヘッドとガン玉をグルーガンで接着
今回潰したガン玉とジグヘッドを接着するためにグルーガンを使用しますが、なるべくきれいにしっかり接着するためにシリコン製のモールドを使用します。
グルーガンを使用する前に下準備として、使用するモールドの上部にカッターやクラフトナイフで軽く切り込みを入れておきます。
この切り込みは、ジグヘッドフックを固定するために利用しますので、本当にちょっとだけ刃を入れるだけにしておきます。
切り込みを入れ終えたら、潰したガン玉をモールドの底にはめます。
ガン玉の設置ができた後は、一緒に作ったジグヘッドのフックアイの部分を、あらかじめ入れておいた切り込みにしっかり嵌めておきます。
フックアイを切り込みに入れる事によって、ジグヘッドが動いてしまう事を防ぎながら、グルーガンの接着でフックアイが覆われる事を防ぐことができます。
ジグヘッドのセッティングまで完了したら、グルーガンをガン玉とジグヘッドを接着するために流し込んでいきます。
グルーガンでグルーを流し込むときに気を付ける事は、焦らず素早くゆっくり流し込むことです。
流し込むグルーは溶けた状態から固まるまでの時間が短いので、上の方から少しずつ層を作るようなイメージで作業を行うと綺麗に固まってくれます。
焦って流し込むと上の右の写真のように気泡が入ってしまいバランスが悪くなるので丁寧に作業を進めます。
しばらく待つとグルーが冷めて固まり、白く濁ってきたら取り出せる合図なので様子を見ながらジグヘッドをモールドから取り出していきます。
完成
横から見るとくぼみがありますが、下にあるガン玉が重心になってくれるので多少は形が崩れても実用に問題はありません。
また、グルーの接着はかなり強固にできていますので、バスのバイト程度ではガン玉やジグヘッドはまず外れません。
最後に周りの余分なグルーでできたバリをカッターやハサミで切って完成です。
自作ネッドリグ用ジグヘッドの完成です。
原価でいうと1本50円以下になるので、市販されているものよりかなりお手頃にネッドリグが使用できるようになります。
また、フックが常に上を向いているおかげか、ボトムが複雑な地形になっていたとしても根掛かりがほとんどありません。
根掛かりが心配な場合は、ジグヘッドにガードをつけるのもアリかと思います。
作り方(簡易版)
モールド用意すんのメンドクセッ!という方に向けて、より簡単なネッドリグ用ジグヘッドの作り方も紹介します。
ガン玉と割りビシのジグヘッド
簡易版で用意するのは、通常版と同じように潰したガン玉と、割りビシで作ったジグヘッドです。
割りビシでジグヘッドを作る理由は、ガン玉と接着する際に使用するグルーにラインアイが埋まらないよう少しでも高さを確保することが目的です。
次に潰したガン玉の上にグルーガンを使ってグルーを直接垂らします。
垂らすグルーの量に関しては、ガン玉とジグヘッドの接着のみが目的なので、ほんの少しだけグルーを垂らしていきます。
グルーをガン玉の上に垂らしたら、すかさずジグヘッドのヘッド部分をグルーの中心にフックができるだけ垂直になるように意識して置きます。
この方法では、置いたジグヘッドが前後左右にグルーの動きに連動して動いてしまいますので、フック先端などを指で支えてできるだけ中心から動かないようにします。
その態勢をキープしてグルーが濁ってきて固まったら完成です。
これで簡易版の完成ですが、基本的にフックを垂直に保ち続ける事がかなり難しいので、曲がって固定されることが多いです。
これはこれで使えない事は無いですが、フックの傾きがある分、通常版より直立の安定性が少し欠けます。
フックのずれが気になる場合は、ティッシュの箱などにフックを刺して高さを調整したり、洗濯ばさみなどのピンチを使って位置を固定させたりすれば、フックのズレは防げるかと思います。
ワームの装着イメージ
上の画像は通常版と簡易版にそれぞれネッドリグ用のワームを取り付けた際のものです。
取り付けているワームはレインズスワンプNRです。
通常版の方が簡易版より重心が下に寄っていて、直立姿勢の安定性に優れています。
また、簡易版でもボトムでちょんちょんと跳ねさせれば、直立姿勢の維持が難しくても、バスを誘えるいいアクションが出ます。
今後の課題
今後の課題としては、
- もっと簡単に作れないか
- ジグヘッドの形をより安定させられるか
- 重さをもっと綺麗に揃えられないか
など探せば沢山あるので、良い方法が見つかり次第この記事も更新していきます。
まとめ
今回はネッドリグ用の自作ジグヘッドの作り方を記事にしてみました。
見た目は完璧とは言えませんが、アクション面では割と問題なくできたと思います。
まだまだ課題がありますが、もっと良さそうな方法が思いついたら試していきたいです。
もっとクオリティを上げたい度
サンキューベリーマッチ✌
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