リール

ジリオン10.0R SV TWのハンドルノブにベアリング追加したら良い感じに回るようになった

おはこんばんちわ、namimoriです。

先日購入したジリオン10なのですが、一日使っていると手首を中心に疲れる感じがしたので、ハンドルごと交換しようかと考えていました。

が、最初からキッチリとセッティングされている純正ハンドルの長さを変えると、使用感が大きく変わるような気がしたので、他にできる事は無いだろうかと考えていました。

大きく影響のない範囲でカスタムすることを考えた結果、ジリオン10のハンドルノブにベアリングを追加して回転を良くしてやれば少しは手首への影響が減るのではないか思い、さっそく作業してみる事にしました。

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ハンドルノブの回転が重めなジリオン10

先日購入したジリオン10なのですが、ハンドルノブの回転があまり良くないなぁと感じていました。

内部のパーツがどうなっているのか知りたかったので、付属しているリールの分解図を見てみる事に。

すると、意外な事にハンドルノブ周りに関して詳しく書かれていませんでした。

メーカー的にはハンドルはセットで交換する前提なのかな?

ただ、ハンドルノブの回転具合からするとおそらくベアリングは片側一個ずつしか入っていないだろうと思い一度分解したところ、やはりハンドルノブ一つにつきベアリング一個しか入っていなかったので、自分でベアリングを追加することにしました。

ハンドルノブ交換作業

用意する道具

ハンドルノブを分解するために用意する道具は、

  • Weraの精密ドライバー +0番
  • 細い針金(0.9mm前後)
  • 追加用ベアリング(サイズ内径4mm×外形7mm×幅2.5mm)

これだけです。

ドライバーに関してはしっかりとしたメーカーの精密ドライバーを用意しておきます。

今回使用したWeraの精密ドライバーは使い勝手もよく特におすすめです。

針金に関してはこの後の作業で先端を九の字に軽く曲げておく必要があるので、ペンチ等であらかじめ曲げておきます。

追加するベアリングに関しては、上記のサイズがシマノ・ダイワのバス用ベイトリールのハンドルノブで適合するサイズなので、ベアリングメーカーのミネベア社製のものを購入しておきました。

ハンドルノブを分解

まずハンドルノブの一番外側にハンドルノブキャップがはめ込まれています。

ジリオン10はノブキャップの中心に小さな穴が開いており、そこにノブキャップを取り外すためにあらかじめ用意しておいた九の字に曲げた針金を挿入していきます。

ズボッとな。

無理して突っ込むとハンドルノブキャップが傷つくので、ゆっくり針金を突っ込みます。

針金の九の字部分をハンドルノブキャップ内部に埋め込めたら、てこの原理でハンドルノブキャップをスポっと取り外します。

上手くいけば上の写真の通り、ポンッとハンドルノブキャップが取れてくれます。

取り出したハンドルノブキャップを裏側からみるとこんな感じになっています。

針金の先端を引っ掛けるイメージですね。

ちなみにハンドルノブキャップを取る専用の工具というものも、実は販売されています。

工具でサッと作業できそうなので、そちらを購入するのもアリかもしれません。

ハンドルノブキャップを取り外すと、中にネジ山がみえます。

このネジには抜けにくいように強力な接着剤(ネジロック剤)がべったり付けられています。

ネジをドライバーで回して抜く際に精度の悪い精密ドライバーを使うと、余裕でネジ山がなめるレベルです。

ですのでリールの分解に使う精密ドライバーはきちんとしたものを使います。

私は以前にWeraの精密ドライバーを購入してあったので、プラス0番のドライバーでネジを緩めていきます。

コツはネジ山にドライバーを押し付ける力と回す力の割合を8:2になるイメージで、ネジを反時計回りに緩めていきます。

最初にグッと押し付けてゆっくり丁寧に力を入れながら回していきます。

ネジが取れたら各パーツがハンドルノブの前後についていますので、一個ずつゆっくりハンドルノブのシャフトから引き抜いていきます。

パーツを引き抜いた順番に並べておくと組みなおすときに便利なので、パーツごとに並べておきます。

ハンドル内部にベアリングなどが引っかかって残っている場合もあるので、針金で反対側から押し出してあげると簡単に取り出せます。

ちなみにハンドルノブ周りのパーツが一通り取れた後のハンドルノブシャフトはこんな感じになります。

次に、ばらしたハンドルノブ周りのパーツの方を見てみましょう。

ハンドルノブのシャフトから取り出したパーツを一個ずつおいていくとこんな感じになります。

今回作業するのは上の写真の右から3番目のパーツ、ブッシュ(カラー)を用意しておいたベアリングと交換するだけです。

このブッシュはベアリングと同サイズのモノがついています。

ブッシュは樹脂製のパーツで、ベアリングより軽く錆びる事が無いので、メンテナンスをほとんどしなくても良いという利点があります。

ただ、今回のようにハンドルノブの回転がもっと欲しい、といった時にはブッシュと同サイズのベアリングに交換するだけで簡単に使い心地を変える事ができます。

ハンドルノブの組付け

念のため、パーツを組み替える前と後の写真を並べてみましょう。

右から三番目の黒いブッシュをベアリングに交換するだけです。

黒いブッシュの下にあるのが交換するベアリングです。

パーツの組付けの順番が確認出来たら、ハンドルノブシャフトに上記のパーツを戻していくだけです。

各パーツはハンドルノブシャフトに対してクリアランスがきっちり取られているので、一個ずつ丁寧にはめ込んでいきましょう。

特に根元のワッシャーは薄く曲がりやすいので、ゆっくり丁寧に作業をすることを心がけます。

見た目には分かりませんが作業終了後の写真です。

試しにハンドルノブを指先で回してみると、あきらかに回り具合が良くなりました。

べエアリング一つで簡単に回り具合が変わるとは・・・。

片側のハンドルノブにベアリングが追加出来たら、もう一方のハンドルノブにも同様にベアリングを追加していきます。

ちなみに余ったブッシュは後々使えそうなので、袋に入れて保管しておきます。

ベアリングを追加してからどんな感じになったか

無事に両方のハンドルノブにベアリングが追加できました。

試しにハンドルを回してみると、

軽い軽い!

これだけハンドルノブの回転が良ければ、ハンドルを回している際に手首に掛かる負荷を軽減できそうです。

しばらくはこの状態で釣行に行ってみようかと思います。

クルクル良く回るとなんだか気持ちいい度

サンキューベリーマッチ✌

今回使用したベアリングについて

今回使用したベアリングはミネベア社製のベアリングです。

リールやミニ四駆など様々なところで使用されている有名メーカーです。

実はリールのカスタムパーツなどを販売しているヘッジホッグスタジオさんでも、性能の良いハンドルノブベアリングが販売されています。

【ダイワ】19ジリオン10(テン) SV TW用 ハンドルノブベアリングチューニングキット(+2BB)(バス釣り・バスフィッシング)

私は複数のベイトリールにベアリングを追加・交換したかったので、今回はミネベア社製のベアリングを使用しました。

もしリールのハンドルノブに特化したベアリングが欲しいといった場合は、ヘッジホッグスタジオさんのベアリングを追加してみると良いかもしれません。

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