自作ルアー

小粒なクランクを帰宅後の時間を使って少しずつ作ってみる

おはこんばんちわ、namimoriです。

ここ最近は、自作のクランクを上手く作ろうと四苦八苦している毎日です。

仕事から帰宅後に空いた時間を使ってルアーを作るので、なかなかうまく作業が進みませんでしたが、最近はどうやって時間を短縮しながらきちんと動くルアーを作れるのかを考えるのが楽しみになっています。

そんな状況で、パパッと作れてきちんと動く小粒なクランクベイトを作るコツが何となく徐々につかめてきました。

そこでせっかくなので、その作業手順を実際に進めながら少しずつ記事にしていこうかと思います。

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なんだか上手く作れたクランクベイト達

最近作ったルアーで上手くいったものが、上の写真の小さめなクランクベイトでした。

構造がシンプルで中に入れるシンカーに対してボディが小さい分、重心が勝手に取れてバランスが良いのかなぁ、といった感じです。

重さとしては、7~8gくらいになります。

ルアーの長さは約60mmで高さは約30mm、ボディの厚みは約12mmになっています。

イメージ的には小さめのフラットサイドタイプのクランクになります。

私の普段使っているベイトタックルが、10lbのナイロンラインにMLクラスのロッドの組み合わせですが、意外と飛んでくれて投げやすいので相性もいいです。

今回は、これらのような小粒なクランクベイトを作っていきます。

とりあえず用意するもの

バルサ材

まず用意するものは、ルアーのベースとなるバルサ材です。

こちらのバルサ材は価格も安価で、色んなホームセンターで売っているので入手しやすいです。

ルアーを小さく薄く作るのでこの6mmの厚さが今のところイイ感じです。

この厚みより薄いと流石に薄すぎるので、やっぱり6mmにしておくのが無難です。

カッターと替え刃

柔らかく加工しやすいバルサ材をカットするには、カッターで十分です。

ただ、切れ味のいいものがいいのでオルファなどのメーカー品をとりあえず購入しておくと後々後悔しません。

また、カッターの刃は切れ味が落ちるのも割と早いのでガンガン新しい刃に変えて作業するのを考えると、替え刃も買っておくのが良いです。

私も刃を変えるのを面倒くさがって後悔したことが何度もあるので、替え刃は絶対に準備しておきます。

その他に用意しておくものは

他に今回の記事中で使ったものを先にあげておくと、

  • ノート
  • ボールペン
  • 極細の油性ペン
  • クリアホルダー
  • カッターマット
  • ステンレス製の定規
  • バルサの切りくずを入れるゴミ箱
  • 両面テープ
  • 紙やすり(#400をメインに#150や#1500なども)

等々です。

詳細は作業手順の中でまた書きます。

作業手順

ルアーのベースを作る

今回は作りたいルアーの形が決まっているので、ここでは1からルアーを作るときに行う事を書いていきます。

結構アバウトでも大丈夫

最初に作りたいルアーの形をイメージして、ノートなどにその輪郭を書き込んでいきます。

ルアーの形が大体決まったら、内部にどのようにルアーアイを通すか、どこの位置にシンカーを配置するか、リップはどこら辺につけるのか、といった事も考えて書き出します。

上の画像は最初に書き出したルアーのひな型です。

ルアーの枠線は、後々の塗装やコーティングでルアーの厚みが足されるのを考えると、作りたいルアーの大きさより少し小さめに作っといた方が完成した時にイメージ通りになりやすいです。

ルアーの形のひな型が固まったら、クリアホルダーをルアーを覆うようなサイズで四角く切り抜いていきます。

クリアホルダーが切り抜けたら、ルアーのひな型の上に乗せてルアーの外側の枠線を極細の油性ペンでなぞっていきます。

枠線がクリアホルダーに書き写せたら、その枠線に沿ってハサミやカッターで切り取ります。

この切り抜いたクリアホルダーとノートに書いたひな型は、後々必要になる事もあるので大切に保管します。

また同じ形のルアーを作ろうとしたときにどちらか一方でも残っていれば、役に立ってくれます。

バルサを切りだす

次に、切り出したクリアホルダーをバルサ材に当てて、ボールペンで枠線を書き写します。

バルサ材は非常に柔らかい木材なので、ボールペンの筆圧は抑えめで書き込んでいきます。

あまり力を入れると枠線の部分のバルサ材が潰れるので注意します。

バルサ材にルアーの形を書き出すときには、向きを変えて一対の形にしておくと後々作業がしやすいです。

ルアーの形を書き移す際に気にしておきたい点は、ルアーがバルサ材の木目と平行になるようにしておく事でしょうか。

こうしておくとカッターでルアーの形を切り出す際に、スムーズにバルサが切り取れます。

また、ルアーを分けるように縦の線が入っていますが、カッターで切る際にはステンレスの定規をその線に当てながらカッターの刃を当てると、切り込みが横にそれてしまうのを防げます。

木目に対して平行だとカッターの刃が綺麗に入りますが、直角に刃を当てると切りにくいという事だけでも覚えておくと慎重に作業できます。

と、こんな感じでバルサ材を切り分けられます。

カッターの刃はもちろんできるだけ新しいものにしておくと、切り分けもスムーズです。

次に、切り分けたバルサ材を枠線に沿ってカッターで切っていきます。

私は素手でカッターを使ってバルサ材を切ってますが、たまに指につるっと刃が滑ることもあります。

ケガが嫌な方は革の手袋をしておくとケガの防止に効果的です。

ここではとにかく慎重にカッターの刃を当てていくのがとにかく肝心。

刃先にガツッとした違和感を感じたら、いったん刃を戻してその箇所を注意深く見てみましょう。

余計なところにまで刃が入っていても、全部切り取らなければ後で修復はできます。

切り過ぎてしまった場合は大抵どうにもなりません。

その場合はバルサ材がもったいないので、ルアーの形を少し変えちゃいます。

ルアーの枠線に沿ってバルサ材の切り出しが完了したところです。

この先にまた削り出しや研磨作業が残っているので、すこし外枠を余らせて切り出しました。

これらを薄めの両面テープで張り合わせます。

両面テープに厚みがあると、張り合わせた面に隙間ができてしまうので注意します。

張り合わせるバルサ材は、軽く組み合わせてみてズレの少ないものをそれぞれ選びます。

ボールペンの面が内側に来ていますが、私の切り方の癖で張り合わせた面に傾斜ができて窪みができた結果そうなっているだけで、特に意味はありません。

綺麗にバルサ材の切り出しができている場合は、好きな組み合わせでやってみると良いかと思います。

バルサ材に貼る両面テープは、後の作業中に貼り合わせたバルサ材がずれる事があるので、上の写真のように2カ所に貼り付けます。

また、両面テープがこの後の切り出しや研磨で外に露出すると汚くなってしまうので、外側の枠線に触れない位置に設定します。

バルサ材の張り合わせが終わりました。

当たり前ですがこのままではガタガタな状態です。

張り合わせたバルサ材に、カッターで切り出すための線を引いていきます。

ルアーのヘッド側は緩やかに、テール側はシュッとさせてバランスを取ります。

ルアーの上側と下側両方に同じように書き込みを入れます。

ヘッドとテールの書き込みが終わったら、バルサのエッジ(角)をかるくカッターで切り取っていきます。

個人的にはこれを先にしておくと、ルアーを切り出した際のイメージがしやすいです。

ここまで出来たら、ヘッドとテールに書いた線にそってカッターの刃を入れます。

ここから先は本当は線を描いたほうが良いけど・・・

本来ならこの先でルアーの側面などに先に書き込みを入れてカッターの刃を入れるのでしょうが、私個人のやり方を説明すると、

  1. 張り合わせたバルサ材の高低差が出ている部分を、切り取って馴らす
  2. ヘッドとテールのバランスが悪ければ、それも切り取ってバランスをとる
  3. できるだけテールは絞れていたほうがルアーが水を受け流しやすい気がするので、できるだけテールは細くする

といった大雑把な悦明になります。

ここで注意したい点はバルサ材を切り過ぎない事と、バルサを切り取った際にはそのたびにルアーの角度を色々変えてバランスをよく見る、といったところでしょうか。

その作業後の結果が以下の通りです。

結構マチマチなかんじですが、あまり気にせずヤスリでの研磨作業に移っていきます。

個人的には#400番の紙ヤスリが、バルサ材が程よく削れてバランスがいい番手に感じるのでおススメです。

今回は手元に#400の紙ヤスリが無かったので、最初に#150の粗目の紙ヤスリをかけてから、#1500番の耐水ペーパーヤスリをかけていきました。

特に#150番のヤスリでバルサ材を削ると、ごりごりバルサ材が削れるのでいつもより慎重にさ作業をしていきました。

#1500の耐水ペーパーヤスリは最後にバルサ材を軽く整えるのに使用します。

とりあえずここまで

使うヤスリがいつもより荒かったので心配でしたが、3つとも大体同じような形に成型出来ました。

これでルアーのブランクが3つ完成したことになります。

作業時間は約2時間でした。

また引き続き作業を続けていこうと思います。

サンキューベリーマッチ✌

続きは以下の記事へどうぞ

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