おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はラパラのシャッド・クランクベイトのシャッドラップSR-7(以下本文中SR-7)の紹介・インプレをします。
昔から今でも売れ続けている超定番名作ルアーです。
ウッドルアーは使用する木材個々のバラツキなどから、同じルアーでも動きが微妙に違う事が多々あります。
この記事ではあくまで「私個人が使用している個体に対する感想」、という事を前提にしてお読みいただけると幸いです。
シャッドラップSR-7ってこんなルアー
- ラパラで長年売られ続けている定番ルアー
- 飛距離は出にくいが動きは絶妙
- 引き抵抗は弱いがレスポンスが良いので巻かなくてもしっかり泳ぐ
- ルアー浮上時のキックバックの動きが安定してだせる
- お好みでカスタムすると楽しいかも
シャッドラップSR-7をみてみる
スペック
潜行深度 | 長さ | 重さ | フックサイズ |
1.5-3.3m | 7cm | 8g | 前後#5 |
SR-7はシャッドラップシリーズの1モデルです。
シャッドラップのサイズ展開として、4・5・6・7・8・9がラインナップされています。
重さは実測で8.3gでした。
表記上は8gなので0.3gほど重い個体でした。
重さのばらけやすいバルサ製ルアーと考えると、ほぼスペック通りの重さになっています。
ボディ各部
シャッドラップシリーズは日本でこそシャッド系のルアーと認識されているようですが、海外だとクランクベイトの一種と捉えられているそうです。
ボディ幅は大分細くなっている分、リップからボディ後方にかけてシュッとしてすっきりとしたシルエットになっています。
ボディ横に窪みがあるというのはラパラの他のルアーでもよく見られるのですが、このおかげか水を受け流しながらも、しっかりと動いてくれます。
SR-7のリップはラパラらしいしっかりと厚みと幅がある頼りがいのある形状です。
水中の障害物にコンタクトしてもきっちりとかわして根掛かりを防いでくれます。
リップ自体にもメーカー名とルアー名の刻印入りです。
上から見ると文字が反転しているのはご愛敬。
フックは前後#5のサイズのものが装着されています。
多少擦れたり引っかかったりしても、簡単には破損しない丈夫なフックです。
今回紹介するハロウィーンカラーはホイルカラーでもあります。
光を反射してキラキラするので個人的にお気に入りです。
実際に使ってみてインプレ
距離は出ないが、動きはピカイチ
SR-7はバルサ製のルアーです。
自重は8gはありますが、ボディ素材のバルサの比重の軽さも合わさってキャスト時の飛距離は(当たり前ですが)プラスチック製のルアーと比較して飛びにくくなっています。
しかし、キャスト距離の短さに目をつぶってしまえば、ルアーの動きに関してはかなり優秀です。
ルアーを巻いて動かすと、ウォブリングとローリングを組み合わせた強すぎないくらいの絶妙な動きをします。
これはバルサ製のルアー独特の動きと言っても良いくらいで、適度に水をかきながらも魚に違和感を与えにくいという大きなメリットがあります。
着水してから水中に潜っていく時間もあっという間なので、狙いたい水深まですぐに到達できるというのもSR-7の強みです。
引き抵抗は弱めだがレスポンスが良いので軽く引いても良く動く
SR-7は前述の通り、ルアーの動きが強すぎない分、巻いている時の手元に伝わる振動もかなり弱めになっています。
一見手元にルアーの動きの情報が伝わりにくいというのはデメリットになりそうですが、実際にはそうでもありません。
この引き抵抗の弱さというのは、ルアーのレスポンスが非常に良い事の裏返しになっています。
どのくらいレスポンスが良いかというと、たるんだラインをロッドを横に動かして軽くさびいてみると、SR-7もラインの動きに合わせてしっかりと動いてしまうくらいです。
ここまで軽い力で動いてしまうので、それを利用した釣り方もあります。
それは、短い距離をロッドの動きだけでルアーをアクションさせるような釣り方です。
レスポンスの良いSR-7だからできる釣り方なのですが、たるんだラインをロッドの最低限の動きだけで動かして、その力で短い距離をSR-7が動くようにする方法です。
イメージとしてはロッドでラインを動かしてルアーが少し泳いだところで、ロッドの動きをピタっと止める感じです。
ルアーの動きが止まったら10秒くらい動かさずにステイさせてみたり、そこから勢いよく巻いてみたりとバリエーションを付けてみるのも有効です。
特にバスの居場所が絞れている時にじっくりSR-7を見せて誘ってみると、面白いくらいにバイトが得られたりもします。
ルアーを止めて浮かせて使うのも覚えとくと便利
SR-7の強みはシンプルに巻いてくる以外にもあります。
それは、ルアーが浮いてくるときの動きを利用してバスのバイトを誘う方法です。
SR-7を巻く手を止めてからすぐにバルサ特有の強い浮力浮上してくるのですが、その際に少し後ろに下がりながら水面に表出してきます。
この動きがどうもスレきったバスにはよく効くらしく、浮いている途中でバイトが多発してくれます。
ただキックバックしながら浮いてくるルアーは他にもありますが、SR-7はどんな姿勢からも安定してその動きを再現してくれます。
ここが結構重要で、安定してキックバックしながら浮いてくるルアーって実はそう多くはないのです。
狙ったタイミングで狙った動きをキッチリ出せるというのは、ルアーの設計が優れているという証明でもあります。
バスからバイトが得られないときに積極的にルアーを浮かせて喰わせてみたい、というときにSR-7はその強みを十分に発揮してくれます。
お好みでカスタムをしてみると楽しいかも
シャッドラップシリーズは長年売れ続けているという事もあって、釣り人によっては自分好みにカスタムして使用する方も多数いるようです。
例としては、ルアーの前方にガン玉などのオモリを付けて泳ぐレンジをキープさせたり、前後のフックサイズを変えてルアーの動きを激しくしたり、逆におとなしくさせたりと十人十色なカスタムがあります。
基本設計の優れたルアーならではの楽しみ方として、カスタムを積極してみるというのも面白いですね。
ルアーボックスにひとつは入れておきたい名作ルアー
今回はラパラのシャッドラップSR-7の紹介・インプレをしました。
昔から売られているルアーでパッケージも現行のルアーと比較して飾り気もないですが、後世のルアーに大きな影響を与え続けてるルアーです。
使ったことの無い方は是非一度は使って試してみて欲しい名作ルアーです。
カラーが多すぎて買うとき結構迷う度
サンキューベリーマッチ✌
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