おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はシマノのクランクベイト、バンタム マクベスフラット(本文中以下マクベスフラット)の紹介・インプレをします。
バンタム マクベスフラットってこんなルアー
- シマノが発売しているフラットサイドクランク
- シマノ独自の重心移動システムを搭載
- キャスト時の飛距離はフラットサイドクランクとしては非常に良く飛ぶ
- フラットサイドクランクとしてはウォブリングは控えめ
- 巻きスピードに変化をつけても安定して泳ぎ切ってくれる
- 普段フラットサイドクランクを使わない方にもおススメ
バンタム マクベスフラットをみてみる
スペック
まず最初にマクベスフラットのスペックからみていきます。
長さ | 57mm |
重さ | 9g |
タイプ | フローティング |
フック | 前後#6 |
マクベスフラットはボディサイズ57mmに重さが9gとなっており、小型で扱いやすいサイズ感となっています。
ボディもスローフローティングのタイプで停止してからフワァーと上昇します。
マクベスフラットの重さを実測したところ、8.44gでした。
表記より0.5gほど軽いですが、誤差程度かと思います。
ボディ
次にマクベスフラットのボディ各部をみていきます。
マクベスフラットはクランクサイドの中でも、ボディ左右が平らな「フラットサイドクランク」、という種類のルアーになります。
マクベスフラットのボディはフラットサイドクランクらしくボディ左右は平らになっていますが、特にボディ後方にかけて左右の幅が太くなっています。
マクベスフラットのボディ内部にはシマノの重心移動システムAR-Cが搭載されており、キャスト時の飛行姿勢を安定させてより遠くへルアーを飛ばせるようになっています。
ちなみに、今回購入して使用しているマクベスフラットのパッケージにはAR-Cという名称で重心移動システムが記載されていますが、現行のマクベスフラットではAR-Cという名称から変わって、ジェットブーストという名称になっています。
マクベスフラットのリップは動きのキレを出しやすくなる、基盤リップ(サーキットボード)が採用されています。
リップからルアーのヘッド部がなだらかで自然な角度になっているので、前方からの水がスルリと後方へ抜けてくれそうです。
マクベスフラットのリップ幅はボディよりも広く取ってあり、水を受ける範囲が広くなっています。
備え付けのスプリットリングはそれなりにサイズがあって頑丈そうです。
マクベスフラットのフックは前後#6サイズのトレブルフックでフッ素コートがされています。
フッ素でコーティングされたフックは防錆効果もあるので地味に嬉しいです。
実際に使ってみてインプレ
ルアーのサイズ感以上に重心移動システムで予想以上にカッ飛ぶ
マクベスフラットはボディサイズ57mm、自重が9gのフラットサイドクランクです。
フラットサイドクランクといえば、左右が平らというボディ形状からキャスト飛距離を出しにくい、といったルアーも必然的に多くなりがちです。
その点マクベスフラットのキャスト時の飛距離に関して実際にキャストを繰り返して感じる事は、
とにかく簡単にカッ飛ぶ
といった点に尽きます。
個人的にルアーを使用する状況が強風下な事がほとんどなのでルアーの飛びやすさ・飛ばしやすさ、という点はまず最初に気にしますが、マクベスフラットに関してはフラットサイドクランクの中でも格段に飛びやすく飛ばしやすいといった印象です。
Mクラスのベイトロッドで思い切りキャストしてもボディ内部の重心移動システムがしっかり仕事をしてくれるので、キャスト時に重心移動のウェイトが動いているのが手元にも伝わり、キャストリリースするタイミングも計りやすいです。
フラットサイドクランクとしてはおとなしめのパタパタ感
マクベスフラットは内部の重心移動システムで飛距離は非常に良く飛びますが、その影響は動きにも出ています。
マクベスフラットはフラットサイドクランク、という括りのルアーですがフラットサイドクランクらしい横の動き、パタパタ感が出る強めのウォブリングは重心移動システムのウェイト位置の変化の影響か、わりと控えめになっています。
フラットサイドクランク独特のパワーのある水押しを期待してマクベスフラットを使用すると、他のフラットサイドクランクと比較して物足りないと感じてしまう方もいるかもしれません。
ただ、全くパタパタしないかというとそうでもなく、ロールとウォブルがバランスよく組み合わさった、より魚に近いような自然な動きの印象を与えてくれます。
フラットサイドクランクにミノー的な泳ぎを組み合わせたといった感じだと個人的には感じます。
マクベスフラットはフラットサイドクランクとしてのパワーのある水押しを期待するより、もっと魚に違和感を与えにくいようなナチュラルな誘いを掛けたい時にはより有効なクランクベイトになります。
スローからファーストまでの巻きスピードに安定して対応できる
マクベスフラットを使用していて飛距離とともに感動したのが、動きの安定感に関してです。
まずスローに巻いてみるとゆっくりとトロトロと進みながらも控えめにパタパタと泳いでくれます。
それだけなら他のルアーでもできるのですが、早巻きにしたとたん急に動きのバランスを崩すルアーも多いです。
そんな中、一回の巻上が1mを超えるジリオン10で思い切りマクベスフラットを巻いたところ、高速でパタパタしながらまっすぐ姿勢を崩さずに足元まで泳ぎ切ってきました。
ルアーの巻きスピード如何で急にバスが反応を示しだす、といった場面はクランクベイトの釣りでは多々あるので、リトリーブスピードの変化にしっかりと対応できるマクベスフラットは非常に扱いやすく感じます。
簡単に飛ばせてしっかり泳ぐフラットサイドクランク
マクベスフラットのメインレンジは使用してみた感じでは1m前後がメインの潜行レンジになります。
マクベスフラットは、シャローレンジでリトリーブスピードを変えながら、あちこちのポイントに遠距離まで飛ばしつつ満遍なく広範囲を攻められる、非常に扱いやすく優秀なルアーです。
フラットサイドクランクを普段扱わない方にも十分におススメできます。
良く飛ぶフラットサイドクランクってイイね度
サンキューベリーマッチ✌
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