おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はボーマー社のジャークベイト、ボーマーロングA 15A(以下本文中、15A)の紹介・インプレをしていきます。
言わずと知れたジャークベイトの名品です。
ボーマーロングA 15Aってこんなルアー
- ボーマー社の定番ミノー(ジャークベイト)
- ただ巻きでウォブル主体のハイアピールな動き
- ジャーキングでキレのある力強い動きをしてくれる
- 15Aには16lb以上のナイロンラインを使うのがおすすめ
- 塗装が分厚く耐久性もバッチリ
ボーマーロングA 15Aをみてみる
スペック
長さ | 重さ | 潜行深度 | フックサイズ |
4-1/2″(11.9cm) |
1/2o(13.0g) |
2-3ft(約60-90cm) |
#4 |
15Aはフローティングタイプ(水に浮くタイプ)のミノールアーです。
ロングAはミノータイプのルアーですが、釣り人がロッド操作などでルアーを積極的に動かすジャークベイト用のルアーとしての方が多くの方に認識されているかと思います。
ロングAの重さはカタログ値で13gですが、実測してみると14.73gとなりました。
結構ズレてますが、これはおそらくルアーの塗装の厚みのせいで表記より多いのかと思います。
ボディ各部
15Aはボディの中ほどにしっかりと厚みのあるミノールアーです。
日本のルアーと比較するとリアルさは無いですが、良い意味でおもちゃ感というかルアーとしての趣があり愛嬌があります。
上から見るとルアーの先端から真ん中にかけて厚みがしっかりとあることが分かります。
後方に行くほど絞れてはいますが、全体としてはしっかりとした厚みをキープしている見た目になっています。
ボディ後方の左右にはメーカ名とルアー名がしっかり表記されています。
シンプルにハッキリ印字してあり、ぱっと見で分かりやすくなっています。
15Aのリップはボディに対してサイズはコンパクトですが、しっかりと厚みのある丈夫なものがつけられています。
ミノー用としては厚みがかなりあるのが特徴です。
リップの形状は左右に膨らんでおり、これがこのルアーのジャーク時の動きを決めている一つの要因かと思われます。
フックはフロント・ベリー・リアフックそれぞれ#4サイズのトレブルフックが付いています。
フックはブロンズフックで日本国内だと替えフックを見つけるのが少々大変かもしれません。
ただ、フック自体の耐久性はかなりあるので、針先が鈍った時にはしっかり研いでやればまた刺さり具合が復活するかと思います。
実際に使ってみてインプレ
ただ巻き時はウォブリング主体でローリングを組み合わせた力強い動き
15Aはジャークベイトとして有名ですが、ミノーとしてのただ巻き時の動きも秀逸です。
キャストしてから巻き始めると、ミノーでよくあるロール主体の動きというよりかは、ヘッド部から激しく左右にウォブリングしつつロールを挟んだ動きをします。
ウォブリングが主体になった動きなので、クランクベイト的な動きと言えばいいのでしょうか。
アピールの強さとしてはかなりの物なので、ジャーキング中心で使用する際はピンポイントでただ巻きを織り交ぜる、といった使い方だとアピールのバリエーションを増やしやすいのかと思います。
もしただ巻きをメインに使いたいなら、狙ったスポットにピンポイントで短い距離をアピールすると、効果的に15Aの動きが活かせるでしょう。
ジャーキング時には少し力がいるが、しっかりと動かせればキレが抜群なアピールができる
15Aをジャーキングさせるには少々釣り人側の慣れとパワーが必要です。
というのもジャーキング時にはルアーのリップやボディサイズのおかげか、手元に抵抗がそれなりに掛かってしまうからです。
とても軽い力で動かせるといった具合の引き抵抗ではないので、慣れるまではジャーキングの練習が必要になります。
しかし、15Aのジャーキング時のキレは特筆すべきものがあります。
短い移動距離で左右にボディを翻しながら、ギラッ、ギラッ、とアピールする様はそこら辺のミノーでは簡単に再現できないのがすぐに理解できます。
このルアーの動きをみると、とても他のルアーが代用になるとは思えないくらいなので、使いこなせると魚の釣り方の幅がきっと増やせます。
このルアーでジャーキングが使いこなせれば、他のルアーでジャーキングをするのは容易くなるのは間違いありません。
もしジャークベイトを使ったことの無い方は、始めの一個目の練習用ルアーとして持っておくのはおすすめです。
タックルセッティングは少し太めのナイロンラインが相性が良い
15Aは最近のルアーと比べるとボディのボリューム感がしっかりとある方です。
特に日本のジャークベイトには細く軽く使いやすいジャークベイトが多いのも事実で、ラインもそこまで太くなくても扱いやすいのが特徴です。
反面15Aは近年の軽く扱いやすいタックルをメインに使用していると、少し扱いづらく感じるかもしれません。
15Aはフローティングタイプのルアーなので、使用するラインは水に浮きやすくしなやかでラインスラッグも作りやすいナイロンラインが相性も良いでしょう。
ラインの太さとしてはルアーの引き抵抗に対応しやすく、ジャークアクション時や直後のバイトなどの衝撃に耐えられるように最低でも16lb以上は欲しいところです。
もちろんそれ以上細いラインでも良いとは思いますが、実用上ギリギリで10lbくらいが限界になるでしょう。
それ以上細くしてしまうと、思わぬタイミングでラインブレイクなどが起こる事も覚悟しておいたほうが良いです。
塗装にかなり厚みがあるのでボディの耐久性はかなりありそう
15Aの塗装に関してなのですが、これがかなり厚みがありました。
釣行中にミスキャストでルアーの先端がコンクリートに当たった後の写真が上記の物となります。
ご覧いただいている通り、ボディ全体の塗装が薄くなっている日本メーカーのルアーと比較すると、とんでもなく塗装に厚みがあるのが分かって頂けると思います。
この分厚い塗装のおかげか、軽くぶつかったりした程度では塗装が剥げるという事がありません。
さすがにコンクリートにダイレクトに当たると上の写真のようになりますが、普通に使用している限りでは塗装が剥けてもボディが欠けるという事はまず無いでしょう。
なんなら上の写真の状態でも下に薄く塗装が乗っているくらいで、ルアーの動きにも影響は出ていません。
ルアー1つも決して安いものではないので、ルアー本体が丈夫なのはユーザーとして非常にありがたいです。
ごっついボディにルアーらしい見た目のジャークベイト
今回はボーマーのミノー、ボーマーロングA 15Aの紹介・インプレをしました。
見た目はおもちゃっぽいですが実力は長年使われ続けている本物のルアーです。
使ったことの無い方は気が向いたときにでも手に取ってみるときっと楽しい釣りができますよ。
カラーが面白いのが多いルアー度
サンキューベリーマッチ✌
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