おはこんばんちわ、namimoriです。
今回はダイワのウェイクベイト、ふく零の紹介・インプレをします。
ふく零ってこんなルアー
- ダイワのウェイククランクで潜行深度が0m
- キャスト時にはよく飛んで、激しい動きとラトル音でかなりのハイアピール
- リトリーブスピードはスローの方がおすすめ
- ドッグウォークはマイナス面があり正直微妙
ふく零をみてみる
スペック
長さ | 54mm |
重さ | 14g |
潜行深度 | 0m |
フック仕様 | サクサス加工トレブル#4 スプリットリング#3 |
ふく零はクランクベイト型のルアーですが、潜行深度が0mとほとんど水中に潜らないウェイククランクのルアーになっています。
重さは実測で14.36gでほぼ表記通りでした。
ボディ各部
ふく零はクランクベイトでありながら特徴のあるボディ形状をしています。
この独特なずんぐりむっくりしたような形状は、ダイワが昔販売していたバスハンターというクランクベイトの形を踏襲してリメイクした見た目となっています。
ボディ内部にはラトルが入っていて、動くたびに少し高めの独特な音が鳴ります。
上から見るとボディ左右が湾曲してかなりの厚みがあることが分かります。
ここまで横幅に厚みがあるとボディ横に障害物に当たってもスルッと抜けてきそうです。
リップはボディの横幅に負けないくらい大幅な基盤リップ(サーキットボード)が備わっています。
横幅が大きなリップですので、前方からの水の流れをしっかりとリップの表面全体で受け流してくれます。
基盤リップの厚みもかなりのもので、耐久性はかなりありそうです。
リップの取り付け角もかなりキツイので、ここだけ見ても引き抵抗がしっかりありそうなのが分かります。
ボディ下部にはダイワのロゴマークとルアー名が表記してあります。
ちなみにこのルアーのカラー名は「スプラッターとまと」です。
他のカラー名も「スプラッターなすび」、「笹濁りグリッター」、「トラフグ」などユニークなものが多くラインナップされてます。
ふく零はフロント・リアフックともに#4サイズのサクサス加工されたフックが備わっています。
刺さりが良いサクサスフックが最初から付いているのは嬉しいですね。
フロント・リアフック間のクリアランスはあえて近づけているそうです。
理由としてはあえてクリアランスを近づけてフック同士が絡むようにしておけば、逆にフックの絡んだ時にほどけやすくする、というのが理由だそうです。
ふく零のフック周辺で特に特徴的なのが、その取り付け方法です。
トップウォータールアーによくみられる、「オープンヒートンアイ」を介してスプリットリングとフックがルアー本体とつながっています。
ボディ側のヒートンを緩めたり締めたりしてフックなどの交換ができる代物です。
フロントにダブルフック、リアにブレードを取り付けた、カバーすり抜けチューンというのもメーカーが紹介していてヒートンの脱着で簡単にカスタムできます。
実際に使ってみてインプレ
キャスト飛距離はよく伸び、動きは左右に強めなウォブリングで派手な動き
ふく零は自重が14gとしっかりあるおかげか、キャスト時の飛距離は文句なしに飛んでくれます。
ボディ形状もゴロっとしたラウンドタイプに近くなっているおかげか、コントロール性も悪くない印象です。
ルアーの動きに関しては、大きなリップとボディの強い浮力が合わさってほぼ水中に潜ることなく、強めに左右にボディを揺らすワイドウォブリングで泳いできます。
内蔵のラトルもボディの動きに合わせてジキジキジキ・・といったような少し高めでハイアピールな音を鳴らします。
リトリーブスピードはスローにしたほうが安定する
ふく零はほぼトップレンジを泳いでくるクランクベイトですが、リトリーブスピード(ルアーを巻く速度)には気を使ったほうが良いです。
ふく零のリトリーブスピードはじっくりゆっくり動かすためにスローに巻いている際には、かなり安定して動かすことができます。
ただ、あまりにリトリーブスピードを上げ過ぎると、たびたび水面からルアーが飛び出てしまう事がありました。
おそらくリップの水に対する抵抗と、ボディの浮力が強すぎるせいか、巻きスピードを上げ過ぎると前方から受ける水流にルアー全体が対応できなくなってしまうからだと思われます。
ふく零を巻くときにはあまりリトリーブスピードを上げ過ぎないほうが良いかと思います。
ドッグウォークもできる!・・・けど
ふく零の使い方は、ただ巻き以外にもドッグウォークで首振りする使い方も紹介されています。
ドッグウォークの動きは左右に頭をブンブン振って、アピール力はただ巻きのときに負けないくらいのハイアピールです。
ただ、ふく零のようなクランクベイト型のボディを首振りさせると、正直使いやすいとは言い切れません。
それはクランクベイトの特徴であるリップが特に首振りの動きと相性が良くないのです。
実際にふく零をドッグウォークさせてみると、ルアーの動きに合わせてルアー前方のラインとリップが高い頻度で絡みつきます。
さらにリップと絡みついたラインはスナップやフロントフックにも絡まってくるという悪循環も。
正直トラブルの出やすいドッグウォークさせるくらいなら、ハイアピールなただ巻きで広い範囲から魚を拾ったり、ピンポイントで短い距離を巻く、という使い方の方がストレスなく釣りをすることができるでしょう。
ちょっと変わった形のクランクベイト
今回はダイワのウェイククランク、ふく零の紹介・インプレをしました。
ルアーの性能に突出したものは感じられませんでしたが、なにより見た目やカラーリングにこだわりが感じられる点は非常に好印象でした。
特にカラーリングは面白いパターンが多いので、他のルアーにも採用してほしいです。
でもトマトは食べられないです度
サンキューベリーマッチ✌
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