おはこんばんちわ、namimoriです。
今回は、へドンのウッド製ペンシルベイト、ザラゴッサJrの紹介・インプレをしていきます。
ウッドルアーは使用する木材個々のバラツキなどから、同じルアーでも動きが微妙に違う事が多々あります。
この記事ではあくまで「私個人が使用している個体に対する感想」、という事を前提にしてお読みいただけると幸いです。
ザラゴッサJrってこんなルアー
- 日本市場向けに販売されているへドン社製ウッドペンシル
- 販売年は1984,2006,2016
- 三層グラスアイはドイツの職人の手作り
- 浮き姿勢は水平寄り
- レスポンスは決して良くない
- うまく動かせるとヌルっと生命感のある動き
- スナップありの方が動かしやすい
- ロッドはティップが柔らかく短めのものがおすすめ
ザラゴッサJrをみてみる
スペック
長さ | 約90mm |
重さ | 3/8oz 約10g |
素材 | WOOD |
フック | #6 |
ザラゴッサJrはへドン社のウッドペンシルベイトです。
製造しているのはへドンなのですが、もともとはスミス社がへドンに頼んで日本向けの小さいサイズでペンシルベイトを作ってもらったのが始まりだそうです。
ボディサイズが90mmで重さが約10gと、日本のバス用ルアーでよく見る扱いやすそうなサイズ感になっています。
実測してみると約11gでした。
多少重さに違いがあってもウッドルアーだとこのくらいは違いがでることもあります。
実際に使ったとしても11gなら10gと違いは分からないでしょう。
ボディ各部
ザラゴッサJrはウッド製のルアーでオリジナルのザラゴッサのダウンサイジングverです。
私が使用しているのは上の写真のフロッグカラーです。
へドンのカラー名だとS-6と表記されています。
ルアーアイにはグラスアイという職人さんが手作りしているものが採用されています。
このグラスアイは3層になっており、わざわざドイツの職人に頼んで作ってもらっているそうな。
このグラスアイの話だけでもルアーに対するこだわりようが見えます。
少しボディから飛びだしているので、激しくルアーが何かに当たるとポロッととれる可能性アリ。
ザラゴッサJrのウェイトは後方に埋め込まれています。
上の写真で光の線が曲がっている箇所がありますが、そこにある円形の部分がウェイトの埋め込まれている位置です。
ザラゴッサJrのベリー(腹)側には、ステンシルでルアー名が塗装されています。
右に行くほど字がボケているところに手作り感を感じられます。
見ているとちょっと和むので割と好きな部分です笑。
この個体は2006年の表記があったのですが、2016年にも販売されているようです。
ザラゴッサJrは前後#6サイズのフックが装着されています。
フックのシャンク(真ん中の軸)が長めになっています。
大分使ってみて気づいたのですが、このフックは錆がほとんど出てきませんでした。
防錆性はそこらのフックよりかなりあるようです。
針先の鈍りにくい丈夫なフックなので、防錆性とあわせて耐久性があり長く使用できます。
ザラゴッサはカップワッシャーの上からヒートンをねじこんでフックを固定しています。
この、
「カップワッシャーの付け根まで最後までしっかりねじりこみました!」
みたいな状態でボディに食い込んでウッドの下地が見えてるレベルになってます。
気になる場合は瞬間接着剤で木目が出ている箇所を補修してもいいかもしれません。
実際につかってみてインプレ
レスポンスが良いわけではない事を最初に理解する
ザラゴッサJrはウッド製のルアーなのですが、動きのレスポンスがプラスチック製のペンシルベイトと比べると明らかに劣ります。
特に動き出しは水噛みが良いとは決して言えません。
最初にザラゴッサJrを動かすときにはこのルアーがレスポンスが良いルアーではないということをまず理解する必要があります。
まずはとにかく焦らずに、ルアーが気持ちよく動けるロッドワークのスピードを探してみることから始めました。
しっかり動かせるとヌルっヌルっと生きているみたいに泳ぎだす
ザラゴッサJrを動かせるようになると、このルアーの面白さが段々と理解できていきます。
ザラゴッサJrの浮き姿勢は上の画像のように水平気味になっています。
ここからルアーを動かすと、先端から少し水に浸かりながら右に左にヌルっとした感じで首を振ってくれます。
ロッドワークに慣れてくるとルアーが水にまとわりつくように左右に首振りするのがじっくりと見えるので、動きをみているだけでも結構面白いのが印象に残ります。
ルアーが特別水を押すという感じでは無いので、かなりナチュラルアピール寄りな攻め方になります。
ルアー自体のアピールの強さは無いですが、バスに対してはプラスチック製のルアーと比較してプレッシャーを抑えて攻める事が出来ます。
スナップをつけたほうがルアーの動きが出しやすい
ザラゴッサJrを扱う際には個人的にスナップを使用するのをおすすめします。
というのもこのルアーを直結で動かそうとしたところ、ルアーが水に馴染む前にラインに引っ張られてピョンピョン跳ねてまともに扱えなかったからです。
スナップを介してラインスラッグを確保してから動かすと、割と簡単にザラゴッサJrも動いてくれます。
もちろん、
ペンシルベイトにスナップなんていらねーぜ!
という方は直結でも良いかと思います。
ロッドは柔らかめで短いカーボンロッドだと使いやすい
ザラゴッサJrを扱う際には、ティップが柔らかめで短いカーボンロッドだと上手くロッドワークでルアーを動かすことができます。
私の所有しているロッドですとブレイゾンの5111ML+Bというジャークベイト用ショートロッドが一番相性が良かったです。
ロッド自体がロッドワークを多用する目的の物で、長さも短めなので小型のペンシルベイトを動かす際には最適です。
ティップが柔らかめで短めのカーボンロッド、というスペックのロッドならザラゴッサJrのようなルアーは気持ちよく扱えるかと思います。
ルアーの動きだけでも楽しめるウッドペンシル
今回はへドンのペンシルベイト、ザラゴッサJrを紹介・インプレしました。
私が所有しているルアーの中でも、動かしても見ていても面白いというお気に入りのルアーの一つです。
お気に入りのルアーを使ってルアーフィッシングするというのは、どんなルアーでも上達への近道になりますね。
好きこそ物の上手なれ、というか下手の横好き度
サンキューベリーマッチ✌
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