釣りあれこれ

ベイトフィネスを楽しみたいならロッドはハイエンドモデルを使ったほうが良い

おはこんばんちわ、namimoriです。

今回はベイトフィネスに使うロッドに関して、過去に私が所持していたロッド(ポイズンアルティマ162L-S)を例に挙げて、ベイトフィネスにおけるハイエンドモデルのロッドの必要性について書きたいと思います。

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過去に持っていたベイトフィネスロッド

実は以前ベイトフィネスの釣りをしていた時に、一本だけ専用のロッドを所持していました。

今そのロッドは他の人の手に渡って大事に使われているようです。

そのロッドはなにかというと、

ポイズンアルティマ162L-Sというベイトフィネスロッドです。

ポイズンアルティマシリーズは、シマノのバス用ベイトロッドの中で一番上級ラインのロッドシリーズです。

その中でも162L-Sは、ベイトフィネスに特化したモデルでした。

リールはアルデバランBFSを組み合わせて、フロロラインの8lbを巻いて使用してました。

ポイズンアルティマ162L-Sを使っていた時の印象

ポイズンアルティマ162L-Sは、ベイトフィネス専用機でソリッドティップ仕様の軽量なロッドです。

自重が85gとなっており、出た当時から現在のバスロッドの中でも群を抜いて軽くなっています。

持っている時でもあまりに軽すぎて、これ大丈夫かなぁと心配になるくらいに軽やかにロッドを振り抜けます。

ロッドも軽量なアルデバランBFSを組み合わせていたので、持った感じは全く重さが気にならず苦にならないので、長時間の釣行でもかなり快適でした。

恐ろしいくらいのティップのブレの無さ

安価なロッドと高価なロッドの違う部分はもちろん多々あると思いますが、このロッドに関しては色々な面で明らかにレベルが違いました。

そのうちのひとつが、「ティップのブレの無さ」です。

安価なロッドだと、いくらティップまでカーボンをしっかり巻いていると表記があっても、キャスト時にティップ側がブレないという事はほぼ皆無です。

自分の狙いたい場所にピンポイントにルアーを投げ込みたいと思っても、ティップがブレてしまって狙いがズレるなんてことはざらにあります。

その点このロッドはキャスト時のティップのブレがほとんどないので、自分が「あそこに投げたい!」と思ったところにスゥーとルアーが飛んで行ってくれました。

キャスト時に狙ったポイントを確実に打てるという事は、余計なキャストが増えない分そこにいる魚に余計なプレッシャーを与えず、場を荒らさないで攻められるという点でも有利に働きます。

自信のメンタル的にも思い通りにキャストが決まる分、キャストしているだけでも楽しい気分になるのも良かったです。

ロッドから手元に伝わる感触で水中の障害物の位置・サイズの大小などが、大体把握できてしまう

ポイズンアルティマ162L-Sでシンカーをつけたワームを投げて動かしていると、信じられない事に水中のシンカーやワームが障害物に当たる感触によって、水中のどういったものにルアーが当たったかを手元に感じる事が出来ます。

例えばネコリグで底を取りながらラインを巻き取っていると、

「あ、ここゴツゴツしてるな。ここだけちょっと大き目な石がありそうだ。ここを重点的に攻めてみよう。」

といった感じの事が自然に出来てしまいます。

これを上手く使うと、フォローとしての巻物を石の側を通したり、もっと違うリグでワームで攻めてみる、といった攻め手を変えたピンポイントで柔軟な釣りができます。

これをもっと安価なベイトフィネスロッドで同じように行おうとすると、水中の情報自体はアバウトには分かります。

しかし、石の正確な位置やサイズの大小まで把握しようとすると、ロッドから伝わる様々な情報を更に集中して意識する必要があり、長時間の釣行では疲弊する可能性が高まります。

その点、高価なロッドはロッド自体の性能で釣り人に様々な情報を与えてくれるので、ポイントの周囲の環境や状況にも意識を向けて状況を飲み込みやすくなるので、長い時間の釣行でも比較的疲れを軽減させてくれたりもします。

魚をかけてからのロッドの動きが柔軟でパワフル

ポイズンアルティマ162L-Sはベイトフィネスロッドというだけあり、ティップに負荷がかかると、ロッドの先端からかなりの角度を付けて曲がります。

バスが掛かった状態からなら、ティップからベリーがグーンと非常に良く曲がるので、初見ではベイトロッドというよりスピニングロッドじゃないかと錯覚するくらいです。

バスがあっちこっちに動き回っても柔軟にロッドが対応してくれるので、暴れまわるバスの体力を勝手に消耗させてくれます。

さらにバットに関しても、ティップからベリーの柔らかさに対してがっちりとしているので川バスなどの力強い引きに対しても全くパワー負けすることなく対応してくれます。

最初はあまりにもロッドが曲がるのでびっくりしていましたが、慣れてくるとバスに体力を消耗させて最終的にゴリ巻きする釣り方に慣れていき、バスが掛かってから取り込むまで余裕をもって焦らずに対応することができました。

ハイエンドモデルのベイトフィネスロッドをなぜ勧めるか

ここまでベイトフィネスロッドのポイズンアルティマ162L-Sの良かったところを当時を思い出しながら書いてきました。

ベイトフィネスロッドを最初に購入するなら、できるだけ高価なモデルがおすすめです。

なぜ高価なハイエンドモデルのベイトフィネスロッドを勧めるかというと、

安価なベイトフィネスロッドを先に買ってしまうと、絶対に後悔してもっと高価で性能の良いロッドが欲しくなる確率が高いから

です。

ここまで本文を読んでいただいた方の中には、安価なモデルのロッドだっていいものは沢山あるぞ!という考えをお持ちの方もいるかと思います。

たしかにバス釣り用のロッドは、金額の大小関係なくそれぞれロッドごとの特徴があり、個々人によっての好みの使いやすさなど、さまざまにあるかと思います。

かくいう私も安くて楽しいロッドを色々探して試したりすること自体は大好きで、否定するつもりは毛頭ありません。

ただ、ベイトフィネスロッドに関してはハイエンドモデルの方がメリットが多いのは私個人の考えとしてですが、間違いないと考えています。

ベイトフィネスロッドで特に重要なのは、正確なキャスト性能と操作性、繊細な感度、バスが掛かった時のロッドパワーです。

一般的なベイトタックルで巻きや撃ちの釣りをする際には極端に高性能なロッドでなくても、当たり前ですがなんだかんだで釣りは成立します。

しかし、ことベイトフィネスロッドにおいては、ロッド性能が上がっていくたびにベイトフィネスの釣り自体が楽しく快適にできる事が間違いなく多くの場面で増えます。

ベイトフィネスに重要なロッドのブレの少なさ、操作感の良さ、感度の良さ、ファイティング時の性能などは明らかにハイエンドモデルに分があります。

この点は安価なロッド性能だと、ロッドシリーズごとのブランディングや狙うターゲットユーザー層の違いからも、メーカー的にも現実的にカバーできない範囲の物になります。

安いものには安いなりの、高いものには高いものなりの性能を付与するのは当たり前です。

だったら最初から性能が良いベイトフィネスロッドが一本あれば問題ないんじゃね?

という考えの方が、後からハイエンドモデルのベイトフィネスロッドを購入するより合理的かと思います。

しかもハイエンドモデルのベイトフィネスロッドは需要がしっかりとある分、リセールの面に関しても悪くない事が多いです。

もし新しいモデルのロッドが出て欲しくなった場合は、今あるロッドを売って資金にしてから次のロッドを購入するという方法もいいんじゃないでしょうか。

良いタックルでベイトフィネスの釣りを楽しむ

今回は、ベイトフィネスロッドに関しての記事でした。

ここまで書いておいてなんですが、私は昔さんざん高いベイトフィネスタックルを揃えて釣りをしていたのですが、最終的にノーシンカーのカットテールを投げて放っておくのが最強だなと思ってしまいバス釣り自体に冷めてしまった過去から、タックルごと他の人に譲ってしまいました。

ただ、ブログで色々書いているうちに、ベイトフィネスもしっかり見つめなおしてやり直す必要がありそうだな、と思ったので念のため後から自分でも見返せるように自分の感じていたことを今回の記事にしてみました。

カットテールノーシンカーフリーフォール教度

サンキューベリーマッチ✌

追記:現行のポイズンアルティマだとBFSの表記があるモデルがあるので、そちらを試してみるのもいいかもしれません。

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