おはこんばんちわ、namimoriです。
前回からちまちまと作業を続けています。
今回の記事で仕上げの作業までパパッといきます。
今回使用した道具
- 接着剤
- マスキングテープ
- 耐水ペーパーヤスリ
- アクリル絵の具(100均)
- ナイロン平筆
- 2液混合エポキシ
- デザインナイフ
- スプリットリング
- トレブルフック
ブランクの下地コーティング作業
バルサ材の強度を上げるための作業だが・・・
バルサで作ったルアーの強度は、そのままの状態では簡単に削れたり凹んだり、最悪バラバラになったりしてしまいます。
そこでブランクの強度を上げるために下地のコーティングをする必要が出てきます。
下地コーティングによく使われているものとしてはセルロースセメントなどがありますが、どうしてもコーティング後の乾燥時間を半日以上など、長い時間とる必要が出てきてしまいます。
そこで代用として今回作るルアーの下地コーティングに使用したものは、
プラモデルを作った時に余った接着剤です。
時間を短縮させるために瞬間接着剤やマニュキアのトップコートを使用するのを見る事はよくあるのですが、その代用として余ったこちらの接着剤を使用しています。
この接着剤で今まで作ったルアーの下地が上手くコーティングできなかったこともなかったので、実用上は問題ないと思います。
あえて良いところを挙げておくと、中に接着剤を塗るための刷毛が付いているところと、接着時間が若干緩やかな割に薄く塗ると全体的に乾燥するのが速いところが気に入っています。
とりあえずこの接着剤を、完成したブランクに塗りたくって30分ほど乾燥させてから#1500の耐水ペーパーヤスリで軽く研磨する作業をひとつのブランクにつき、それぞれ3回繰り返します。
その結果、
ブランクの表面にツヤツヤの光沢がついてバルサ材のバサつきが無くなってくれました。
接着剤をたっぷりつけて塗りまくったので、バルサ材にも接着剤が染み込んでくれたようです。
また、下地コーティングの際にリップに接着剤が付くことを防ぐために、あらかじめマスキングテープを張り付けています。
ブランクに色をつけていく
正直かなり苦手な作業
ルアーに色を付けるには、より綺麗に作るためにエアブラシなどを使う方が殆どのようです。
私も一度充電式エアコンプレッサーと一体式のエアブラシを使用したことがあるのですが、作業環境や元々の不器用さ、あげくエアブラシの部品を壊してしまうといった状態になってからは使っていません。
特に自宅の屋内で色付けの作業ができないというのが致命的で、他にもっと手軽に色付け作業ができるものはないかなと試行錯誤していました。
とりあえずたどり着いた方法は・・・
屋内でじっくりできる塗装作業として今のところ個人的にやりやすいのは、アクリル絵の具を使用した方法です。
エアブラシやスプレーでの塗装と比べてしまうと、市販品のような綺麗な塗装は難しいですが、じっくり考えながら作業ができるところが気に入っています。
また、塗料に含まているような嫌なにおいがするものが入っていないので気分が悪くなることもないのも嬉しい点です。
ルアーの着色作業
まず塗装作業に入る前に、自分がどんな色のルアーを作りたいかを紙に書き出して色鉛筆などで塗って決めておきます。
今回はとりあえずイエローパーチっぽい色が作りたいなぁといったところだけ決めて、後はフィーリングに任せる事にしました。
色が決まったら、後はアクリル絵の具で色を乗せていくだけです。
出来たのがこちら。
イエローパーチっぽいのは金に黒の線を適当に書いてできました。
右のものは、色を混ぜたときに水色が綺麗にできたので適当に。
奥のは茶色っぽいのを作ろうとしたら、途中でどうにもならなくなったのでそのままにしたものです。
水色のものは割と好評でしたので、後々同じような色で違う形状のルアーでも作ってみる事にします。
仕上げのトップコーティング
トップコーテイングも色々
ルアーのトップコーテイングに使われるものも人によって様々です。
セルロースセメント、一液性ウレタン、2液混合エポキシが今の自分にできる選択肢です。
セルロースとウレタンは色流れを考えてコーティング作業をする必要があるので、最近では色流れをあまり気にしなくていい2液混合エポキシをトップコーティングのメインにに使っています。
筆塗で行うので若干凸凹ができてしまいますが、ルアーの外側に強度もしっかり出てくれて、嫌な臭いも出にくいのが気に入っています。
今回使用したエポキシは
2液混合のエポキシも様々なものが販売されています。
めちゃくちゃ素早くルアーを作りたい場合は、100均のエポキシが一気に硬化するのでそちらを使用しています。
ただ、ここまでの作業時間が想定していたより掛かってしまったので、せっかくならできるだけ綺麗に作りたいなぁと欲が出てきてしまいました。
そこで今回トップコーティングに使用した2液混合エポキシはこちらです。
ジャストエース(ファイブコア)の2液混合タイプのエポキシ、JEC-40です。
こちらはロッドビルディング用のエポキシで、粘度もそこそこあり仕上がりも綺麗で透明感があります。
硬化時間が短いものと比較すると、硬化時間はしっかり必要になりますがルアーを綺麗に仕上げたいときには重宝しています。
また、2液それぞれの量を測って出せるシリンジが付いているのも嬉しいです。
シリンジが使えなくなったらシリンジだけで売られているのもありがたい。
トップコーティング作業で失敗
エポキシを塗っていくときには、ナイロンの平筆を使うと均一に綺麗に塗れます。
エポキシを塗り終えたら乾燥時間を一日取ります。
エポキシが硬化したのを確認したら、#1000以上の細めの耐水ペーパーヤスリをかけてから2度目のエポキシでのトップコーティングで終了です。
の予定だったのですが、エポキシを塗る筆はだんだん硬くなっていってしまうというのが嫌で、刷毛から毛を抜き取って作った自作の筆を使用していると2回目のトップコーティングの作業時にその毛がルアーに残ってしまいました。
エポキシを薄くヤスリで削ってその毛を抜き取った後に、3度トップコーティングを行いました。
最初に想定したより若干ルアーに厚みが出てしまったかもしれません。
エポキシを硬化させるときにはブランクを吊り下げている状態だったので、リアのフックアイにエポキシが溜まって固まってます。
このエポキシはデザインナイフでフックアイを傷つけないように切り取って、アイの内側を丸棒ヤスリで整えていきます。
トップコーティング終了
途中でトラブルもありましたが、なんとか完成まで持っていけました。
というかルアーを作っていると毎回なにかしらトラブルはあるので、そのたびに色々対応しています。
また同じようなトラブルがあった時にも対応できるようになるので、ルアーが思っていたようにできなくともそれも経験と思って作業しています。
後はこれらにスプリットリングとトレブルフックを取り付けて完成です。
スプリットリングは#2、フックサイズは前#8、後#6を取り付けました。
一番下のものだけ#6のフックが足りなくて後#8になりました。
ちなみにルアーのカラー名は上から、
- 鮭の切り身
- ナ●シカ
- なんちゃってパーチ
となりました。
後は実釣じゃー!
ルアーも無事に完成したので後は実際の使い心地がどうかが課題です。
これもパスできれば無事に小粒なクランクの完成です。
無事に泳いでください度
サンキューベリーマッチ✌
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