釣りあれこれ

クランクベイトの根掛かりをどうにかしたいので、フックをバーブレスにする

おはこんばんちわ、namimoriです。

今回は、バス釣りで使うトレブルフック(針先が3つ付いたタイプの針)、なかでもクランクベイトで使用するタイプについて色々と考えていこうと思います。

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この記事の簡単まとめ

  • クランクベイトがめっちゃ根がかるから何とかしたい
  • 根掛かりありきでセッティングしてしまおう
  • フックサイズを極端に変えて根掛かりを減らすのは難しい
  • ならば↓
  • フックのバーブ(返し)潰してバーブレスフックに

どうしてクランクベイトのフックについて考えたか

なぜ急にクランクベイトのフックについて記事を書くのかというと、

「クランクベイトってなんだかんだ結構根掛かりしてロストするよなぁ」

と思い、ここで改めて自分なりにフックの根掛かりにどう対処するか、という事を軸に色々と考え直しておこうと決めたからです。

特に2020年から始めた自作のクランクベイトに関しても

1か月かけて作ったクランクベイトが、ポイントを攻めすぎて数投のキャストで無くなる

といった感じの状態が続いてしまっています。

状況を完全に把握せずにバスがいそうなポイントを攻めすぎる自分も悪い事は重々承知してますが、なにしろ自分の通う霞水系のポイントの大半はどこに行っても根掛かり地獄

ある程度強気に攻めなければ濁りの中でバスに気づかれず、あげく見向きもされません。

そこで思ったのが、根掛かりが避けられない状況なら根がかっても良いようなセッティングをすればいいんじゃないか?という事でした。

そこで根掛かりしても良いセッティングを考えるために、まずクランクベイトに使用されるフックサイズについて簡単にまとめてみます。

バス用クランクベイトでよく使われるフックの大きさ

まず最初に、根掛かりに一番関係しそうなトレブルフックのサイズについて触れておこうと思います。

バス用のクランクベイトでよく使われているフックの大きさとしては、

番手で言うと小さい方から大きい方へ、#10~#4サイズがメインで使われていることが多いです。

とりあえず大雑把にフックの小さいグループから大きいグループの順に3つに分けて考えていきます。

#10~#8

この番手がよく使われているのは、スピニングなどでも使いやすい小さいサイズのクランクベイトがあげられます。

海外製のクランクベイトではボディの小さいものでもあえて大きいフックを付けているモノもありますが、ここでは割愛します。

特徴としては、

  • フックサイズが小さいのでバスの口に掛かりきらない、もしくはルアーのボディ事丸呑みにされることがある。
  • スプリットリングが小さいものと組み合わせると、フックの動きを制限しつつ根掛かりの頻度を減らしやすい。
  • フックサイズが小さい分、大き目のサイズのフックと比較すると曲がりやすい。

と、フックサイズが小さい分根掛かりは減らせそうではありますが、それなりにデメリットも出てきてしまいます。

特にバスを狙っている時にシーバスやナマズ、コイなどがバイトしてきて、ルアーごと丸呑みにされる事がよくありました。

丸のみにされた後のルアーは、恐ろしいほど取り出しにくく、場合によっては魚に大きなダメージを残してしまう事もあります。

根がかった時にはフックをグイっと曲げて回収しやすいので、根掛かりに対しては対応しやすいサイズです。

#7~#5

バス用の小型~中型サイズのクランクベイトでよく使われているのは、このあたりのフックサイズになります。

前後で同じサイズのフックを揃えていたり、もしくは前後で違うサイズを付けているモデルもあり、組み合わせのバリエーションがルアーごとに多岐にわたります。

特徴としては、

  • フックのサイズがレギュラーサイズのバスの口にはきっちり掛かりやすい、ちょうどいいサイズ感。
  • フックやスプリットリングのサイズを少し変えるくらいなら、ルアーの動きを保ちながらバランスは大体取れるので若干のカスタム性がある。
  • 根掛かりは状況にもよるが、込み入ったポイントではそれなりにある。
  • フックを曲げようとするとある程度のパワーが必要になるが、細軸タイプのものだと曲げればあっさりポキッと折れる。

クランクベイトに限らず、バス用ルアーの全体的に採用されやすいフックサイズです。

普段の根掛かりでは、ルアー回収機を使用しても回収できる確率は体感50%くらいです。

根がかった際にはいくら頑張って引っ張っても、しっかりとフックが根がかってしまう事が多いからと思われます。

この根掛かりの回収をしやすくするためには、細軸のタイプを使ってフックを曲げやすくするのが手っ取り早い方法です。

が、同時に魚が掛かった際にも曲がりやすくなる可能性があるので一長一短な方法ではあります。

#4~

このサイズ以上のフックはちょっと大き目なクランクベイトから、さらに大きい所謂マグナムクランクといわれるものでは#1のフックなどが使用されたりします。

沈みモノが様々な場所にある霞水系では、クランクベイトのレンジを少し下げると根がかり必死なサイズになってきます。

特徴としては、

  • フックサイズが大きく、デカバスの口にもしっかりとフッキングすればキッチリ刺さる。
  • スプリットリングのサイズをフックのサイズと合わせて適切なものを付けないと、いざというときにスプリットリングが負荷に負けて伸びる可能性がある。
  • 根掛かりは霞水系のオカッパリからだと頻発する恐れアリ。
  • フックを曲げてルアーを回収しようとするとなかなか曲がらず、回収時の動き次第でルアー本体の方がダメージを受ける事もある。

さすがにフックサイズが大きくなる分、根掛かりに対しては慎重になる必要が出てきます。

ただし、その大きいフックが付くような大きなルアーは、デカバスを狙いたいなら必ずどこかで必要になってきます。

ただ、今回の根掛かりを軽減させようとする主目的に対しては、霞水系に関しては中々厳しいサイズ感になってきます。

ルアーサイズに見合ったフックを付けるのが最優先

ここまでフックサイズを大雑把に分類して考えてみました。

フックが小さいほど、水中のストラクチャー(障害物)に当たる確率は減りますが、それ以前にルアーサイズに合ったフックサイズにするのがセッティングの大前提です。

根掛かりを抑えたい場合でもルアーの動きを阻害しない事を考えると、本来装着されているフックサイズからせいぜい±#1くらいの違いを出すのが現実的でしょう。

そう考えると極端にフックサイズは変更できないので、根掛かりしたくないから、という理由でフックサイズを小さくし過ぎてしまうのはあまり推奨できる方法ではなさそうです。

でもやっぱり根掛かりは減らしたいので

ルアーのフックサイズを極端に変えてしまうのは難しい。

けどどうしても根掛かりは減らしたい。

まさにあちらが立てばこちらが立たず、といった状態です。

ならば、トレブルフックを直接いじって根掛かりを減らしてしまいましょう。

フックをバーブレス仕様にしてしまう

トレブルフックはどこかで根がかる。

という事を前提にして一番簡単にできる事は、フックのバーブレス化です。

これはフック先端にあるカエシ(バーブ)を、あえて無くしてしまう簡単なカスタムです。

「えー、フックの返し無くなったら魚バラしちゃうよー」

と思う方もいるかもしれません。

たしかにフックの返しがあった方が魚のキャッチ率はあがるかもしれません。

海で大型の青物を釣り上げる、といった状況ならおおいに理解できます。

しかしバス釣りくらいなら、ラインテンションをしっかりかけてロッドにも負荷をかけながらファイトすればそうそうバレる事はありません。

なんならフックの返しがあってもラインテンションが緩むだけで一発でバレますからね。

ただこれ以上フックのバーブが必要か不要かについて掘り下げていくとキリがないので、とりえずフックのバーブレス化の作業をしていきます。

フックのバーブレス化作業

とりあえずお得なフックを手に入れる

フックをバーブレスにしなくても買えばいーじゃん、と最初は考えましたが流通している種類や量があまりにも少なく入手性があまりよくありません。

ならばバーブレスにしても後悔しなさそうなフックを安くてにいれます。

それがこちら

土肥富(マルト)のトレブルフック20本入りです。

こちらはなんとこの大容量で市販のトレブルフックと同等の価格になっています。

フックの老舗メーカーなおかつ国産で刺さりも悪くない、といったまさに理想的なフックになっています。

実際良く売られているような8~10本入りのフックを使い続けようとすると、じわじわボディブローのように財布から諭吉が飛んでいきます。

ハードルアーをよく使うお小遣いアングラーには特におすすめできます。

※同メーカーでもバーブレスフックを取り扱っているようです。今回は入手のしやすさを優先してこちらのフックを使用しました。

作業は至極簡単

まずフックを取りだした状態です。

フックのバーブがしっかりついていますね。

このバーブの部分をペンチの先でプチッと潰します。

潰した後は、ペンチを左右にずらしてグリグリ念入りに力を入れすぎないように動かします。

※あまり力を入れるとフックが折れてしまう事があるのであくまで優しくグリグリします。

すると・・・

こんな感じでフックのバーブが潰れてバーブレス化が完了です。

こうなれば霞水系でよくある網系の沈みモノに引っかかっても、バーブがあるときよりは根掛かりが取りやすくなるハズです。

硬い岩の間に挟まったとしてもバーブがあるときよりは回収できる可能性もUPすることも期待できますね。

魚釣りに根掛かりは付き物だ

今回は、最終的に根掛かりを少しでも減らそうとフックのバーブレス作業を行いました。

大物を狙うなら根掛かりしてなんぼなところはありますが、水中に根がかったルアーが残ってしまう事を考えるとあまり根掛かりもしたくないですね。

大事なルアーを投げたいけど投げる勇気が起きないような場合にもフックのバーブレス化がおすすめですよ。

まぁ根がかるときは何やっても根がかるんですけどね度

サンキューベリーマッチ✌

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